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2018年9月29日土曜日

厚生労働行政、厚生労働省職員に疑義を呈す横井秀明言語聴覚士 「吃⾳=精神障害」というワードになぜこだわる?どんな価値観感情で精神障害(発達障害を含む)をみているの?

こんな記事が⼤っぴらに出てしまうくらいだから、「吃⾳=精神障害」という図式がこれから⼀般化、固定化していくのは避けられないだろうな。

上は横井秀明言語聴覚士がTwitterでつぶやいた投稿だ。
「吃音=精神障害」という言葉にとても敏感なことがわかる。
「こんな記事が大っぴらに出てしまうくらい」などという表現を平然としている点に注目である。記事を書いた記者さんにも、そこで講演をするために登壇した人に対しても失礼である。

関連記事 日本自閉症協会の掲示板では横井秀明言語聴覚士の発言に対して、差別だという指摘、悲しみ、悔しさを述べる人が出てきており波紋を広げている。ここでは横井秀明言語聴覚士が「発達障害児者は内的心理的問題を持った人であって。吃音児者はそれを持っていない」としている。
関連記事 発達障害児者には「内的・心理的問題」があるのか?厚生労働省も発達障害情報支援センターも、両方のホームページを検索してもそのような記述・情報はいっさい存在しない件
関連記事 吃音情報について誤情報を掲載したサイト「いしゃまち」を糾弾した横井秀明言語聴覚士 では内的・心理的問題発言はどうなるの? 



―――2016年10月22日に開催された国際吃音啓発イベントにて日詰正文氏が発達障害者支援法と吃音について解説したことを横井秀明言語聴覚士は快く思っていない様子

今回は「吃音」が「精神障害」だと思われることに横井秀明言語聴覚士の中で、不満、負のイメージ、マイナスな感情がうごめいていることがわかる。精神障害者児者、精神障害者保健福祉手帳(発達障害を含む)を利用する人、これらの当事者や家族に対して横井秀明言語聴覚士はなんらかの「気持ち、価値観、フィルター」を持っているようにこのつぶやきから理解できる。


2016年10月22日、国際吃音啓発の日に合わせて「東京言友会」と「千葉言友
会」が主催し、講師に日詰正文氏を招いた。厚生労働省職員である日詰正文氏(社会・援護局 障害保健福祉部障害福祉課地域移行・障害児支援室発達障害対策専門官)が述べたこと、厚生労働行政に対し疑義を呈す横井秀明言語聴覚士。そもそも言語聴覚士法、言語聴覚士資格は厚生労働省の分野ではなかったろうか……と思うのであるが。

―――国際吃音啓発の日のイベントについてはこのようにニュースになり報道されている

ハフィントンポストでも毎日新聞の記事においても吃音は発達障害に含まれていること。
WHOも吃音の分類をしており、日本政府はそれに準じていること。
周囲の理解を必要とする場合、精神障害者保健福祉手帳の3級がとれるのではないかとのこと。
吃音を理解している医師が少ないこと。ゆえに診断書がでてこないこと。
厚生労働省も吃音の周知を研修など通じて行っていきたいこと。
発達障害者支援法が改正されたことで「吃音の人への切れ目ない支援が可能になった」こと。
などが報道されている。

この吃音啓発イベントは吃音者の選択肢が増えていますよ。困っているなら社会保障制度を利用できます。でも、まだまだ医師が少ないので頑張る。改正された発達障害者支援法でも切れ目のない支援が利用できますよということが語られていることになるので。記事もイベントそのものは、吃音=精神障害だ!という論点ではないことが理解できる。しかし横井秀明言語聴覚士は、この吃音啓発イベントについて「吃音=精神障害」という図式が一般化するという見解になっているのである。あくまでも吃音のある人の選択肢がありますよ。厚生労働省はこう法律で対応していますよ。これからも周知を図っていきますよという内容なのである。

ちなみに発達障害者支援法は2005年春より施行されている。
吃音が発達障害者支援法に入ったのは最初からである。
ということは、つい最近、急に「吃音が発達障害」になったわけでもないことを付け加えておく。


・ハフィントンポストの記事
吃音症は発達障害に含まれており、精神障害者保健福祉手帳を通じて、行政の福祉サービスを利用できるとされている。しかし実際問題として、吃音で障害者手帳を取得しようと病院に行ったが、取得につながる診断書を書いてもらえなかったといった声もある。厚生労働省としてこれをどう捉えているのか、日詰専門官は次のように述べた。
▲都内のイベントで講演する日詰正文 厚生労働相・発達障害対策専門官
──吃音で障害者手帳は取得できるのか。
日詰氏:会社に勤めることはできるが、周囲の理解を必要とするのが精神障害の3級。ここ(同イベント)にきている皆さんは、おそらく3級に当てはまると思う。(中略)基準に当てはまれば手帳は取れる。しかし、吃音を理解できる医師が少ないため、基準に当てはまるかを判断できる診断書がでてこない。吃音の知識が医療関係者に行き届いていないという課題がある。厚生労働省としても、研修などを通じて医療関係者への吃音の周知を図っていきたい。(日詰氏)

・毎日新聞の記事
 日詰専門官は、国は世界保健機関(WHO)の国際疾病分類に準じ、吃音を
精神障害者手帳の交付対象となる発達障害に分類していると説明。「吃音は本
人の努力不足が原因ではない。(手帳取得は)支援が必要な当事者にとって重
要な後押しになる」と強調した。
 今年5月に発達障害者支援法が改正されたことで「吃音の人への切れ目ない
支援が可能になった」としながらも、支援の前提となる診断書を出せる専門医
が不足している点などを課題に挙げた。


―――横井秀明言語聴覚士が精神障害(発達障害を含む)、精神障害者保健福祉手帳について不勉強な部分を奈良市社会福祉協議会で働く吃音当事者でもある後藤文造氏が指摘

この横井秀明言語聴覚士がBlogに投稿した 「これからの⼿帳の話をしよう。(後編)」http://kitsuon0529.blog.jp/archives/3557469.html

ですが…。
どうも文章の書き方がTwitterでの書き込みトーンと異なります。
Twitterでは「吃音=精神障害」と言われることに何かの感情があることがわかる。
精神障害者児者、精神障害者保健福祉手帳(発達障害を含む)、これらの当事者や家族に対して横井秀明言語聴覚士はなんらかの「気持ち、価値観、フィルター」を持っているように見える。(読み手のみなさんはどちらが横井秀明言語聴覚士の本心だと思いますか?)

ブログではこのような記述もありました。

正直なところ、(日詰正文氏が)何を⾔っているのか分かりづらい回答ではあるのですが、要するに「原則としては精神障害者保健福祉⼿帳なんだけど、⾝体障害者⼿帳の可能性もある」ということなんでしょう。
原則として精神障害者保健福祉手帳を吃音児者が利用することになることを横井秀明言語聴覚士はブログ上において認識しているのです。しかしTwitterのトーンだと、「吃音=精神障害」ということに「こんな記事が⼤っぴらに出てしまうくらいだから」と語るのです。(読み手のみなさんは横井秀明言語聴覚士の本心はどちらなのか?迷ってしまいますよね。信頼できますか?もちろん精神障害児者・精神障害者保健福祉手帳を利用する全ての人への横井秀明言語聴覚士の『お気持ち、お心』も見えてきます)

例えば、もしも精神障害や精神障害者保健福祉手帳に対してマイナスなイメージ、それを利用している人への差別感情や吃音児者はその人達と異なるという考えが根底にあるならば恐ろしいことです。これは日本自閉症協会掲示板で話題になって書き込まれているように、「言われた指摘された当事者・家族・支援者・医療従事者から見たら憤ること間違いない」でしょう。言語聴覚士という医療従事者の中の一人であれば、精神障害、精神障害者保健福祉手帳に対するマイナスなイメージや一緒にされたくないという「価値観、認識、フィルター」をもつようになってしまった、自分自身の中にあるモノサシを考えることも必要ですし、権利擁護、理解啓発のために行動を起こすべきなのです。けっして、吃音が精神障害と思われた嫌、精神障害者保健福祉手帳だと嫌、●●障害と一緒にしないで!という考えはもってほしくないと思いますが―。仮に不利益や負の面、負のイメージがあるなら、一緒にされたくないと逃げるのでは距離を置くのではなく、社会や制度を変えるように手を取り合い、困っている人たちが大同団結をして世の中を変えていこうというならばよいのですが―。そうではないように感じます。


―――しかし一転してブログでは丁寧な解説に力を入れていたようであるが。
コメント欄で本心を見抜かれてしまったようだ。

コメント
後藤⽂造 2017年08⽉31⽇ 22:15
正式名称は「精神障害者保健福祉⼿帳」です。
「保健」が⼊る意味を少し深めるべきかと。
また、⼿帳を保持せすとも、⾃⽴⽀援医療や給付が受けられるという要素もあります。
⾊んな視点での議論が必要ですね。

―――そもそも横井秀明言語聴覚士は精神障害者保健福祉手帳=精神障害という誤情報を掲載している件

関連記事
吃音情報について誤情報を掲載したサイト「いしゃまち」を糾弾した横井秀明言語聴覚士 では内的・心理的問題発言はどうなるの?

発達障害について理解のある医療従事者や社会福祉士、精神保健福祉士、教員、研究者、支援者など。また当事者家族のみなさんならわかりますよね。

精神障害者保健福祉⼿帳=精神障害。

という横井秀明言語聴覚士の誤った情報です。
精神障害(発達障害を含む)というように【障害者総合支援法・障害者基本法】に明記されています。
横井秀明言語聴覚士は「精神障害者保健福祉手帳=精神障害」だと考えていることになります。イメージがとても強く染み付いているのだろうと思います。

なるほど。
これがTwitterの発言「吃音=精神障害」という考えに到達しているのかも?と考えることができます。横井秀明言語聴覚士が精神障害(発達障害を含む)を知らないことがこのブログ記事により理解できます。その後ブログ中盤で吃音は発達障害ということで精神障害者保健福祉手帳を取得できるという記述が突然出てきますが、そもそも出だし部分で間違えていることになります。

障害者基本法
(昭和四十五年五月二十一日法律第八十四号)
最終改正:平成二五年六月二六日法律第六五号

(定義)
第二条  この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
一  障害者 身体障害、知的障害、精神障害(発達障害を含む。)その他の心身の機能の障害(以下「障害」と総称する。)がある者であつて、障害及び社会的障壁により継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける状態にあるものをいう。
二  社会的障壁 障害がある者にとつて日常生活又は社会生活を営む上で障壁となるような社会における事物、制度、慣行、観念その他一切のものをいう。
「これからの⼿帳の話をしよう。(前編)」
気になるのは「吃⾳の場合はどうなのか︖」ということですよね。
吃⾳ってどんな障害︖
前回、障害者⼿帳には3つの種類があると話しました。
⾝体障害者⼿帳・療育⼿帳・精神障害者保健福祉⼿帳ですね。
それぞれ、⾝体障害・知的障害・精神障害に対応しています。
⾝体障害者⼿帳=⾝体障害。
療育⼿帳=知的障害。
精神障害者保健福祉⼿帳=精神障害。

※しかし精神障害(発達障害を含む)という以前はまだ発達障害の定義があいまいだった時代もある。厚生労働省の資料によると このような議論があり、2010年12月の法律改正により、発達障害者が当時の障害者自立支援法における障害者の範囲に含まれることが明確に規定された経緯もある。
○ 発達障害については、発達障害者支援法によって定義されている一方、障害者自立支援法上の位置づけが明確にされておらず、障害者自立支援法上のサービスをより受けやすくするためには、法律上の位置づけを明確にすべきという声がある。←2010年12月につながる



―――横井秀明言語聴覚士がBlogに投稿した 「これからの⼿帳の話をしよう。(後編)」
吃⾳
こんにちは。ヨコイです。
前回は、障害者⼿帳の基本的な仕組みについて説明しました。
関連記事
「これからの⼿帳の話をしよう。(前編)」
気になるのは「吃⾳の場合はどうなのか︖」ということですよね。
吃⾳ってどんな障害︖
前回、障害者⼿帳には3つの種類があると話しました。
⾝体障害者⼿帳・療育⼿帳・精神障害者保健福祉⼿帳ですね。
それぞれ、⾝体障害・知的障害・精神障害に対応しています。
⾝体障害者⼿帳=⾝体障害。
療育⼿帳=知的障害。
精神障害者保健福祉⼿帳=精神障害。
では、吃⾳は果たしてどれに該当するのでしょうか︖
吃⾳の国際的な診断基準における位置づけは、以前にも書きましたね。
吃⾳ってどんな障害︖
前回、障害者⼿帳には3つの種類があると話しました。
⾝体障害者⼿帳・療育⼿帳・精神障害者保健福祉⼿帳ですね。
それぞれ、⾝体障害・知的障害・精神障害に対応しています。
⾝体障害者⼿帳=⾝体障害。
療育⼿帳=知的障害。
精神障害者保健福祉⼿帳=精神障害。
では、吃⾳は果たしてどれに該当するのでしょうか︖
吃⾳の国際的な診断基準における位置づけは、以前にも書きましたね。
関連記事
「⾔友会歴20年の僕がJDDネット加盟の問題点を語るよ(上)」

ICD10で、吃⾳は「⼩児<児童>期及び⻘年期に通常発症するその他の⾏動及び情緒の障害」
(F98)に分類されていました。
理解しやすいように病態の部分だけを抜き出すと、「⾏動及び情緒の障害」。
これでも何だかよく分かりませんね。
では、「FXX」を包括する上位カテゴリのタイトルを⾒てみると…
「第5章 精神及び⾏動の障害 (F00-F99)」
これを⾒る限り、「吃⾳は精神障害」という感じになりそうです。
では、吃⾳では精神障害者保健福祉⼿帳しか取得できないの︖
実際のところ、全⾔連が厚⽣労働省の担当者を招いて開催した講演会では、以下のような発⾔がありました。
Q 吃⾳で精神障害だけでなくて⾝体障害の⼿帳を取ってらっしゃる⽅の話しを
聞いているんですが、この前も仙台の判決があって、吃⾳が精神障害であるのか
⾝体障害であるのかの議論について、専⾨家の⽅はどう評価しているのか。
A その辺は⾏政としてはっきりしていまして、あの、吃⾳症という診断がでて
くれば精神障害です。
出典︓「吃⾳と発達障害者⽀援施策」講演録(全⾔連のホームページより)
*個⼈名は省いて抜粋。

どうも、「役所は吃⾳を精神障害と⾒ていますよ」ということらしいですね。
確認しておくと、ICD10は「医学的な定義」の⼀覧ですが、障害者⼿帳は「⾏政上の判断」に拠ります。
そして、発達障害者⽀援法が「この法律は、ICD10のF80-89とF90-98を対象とする」と通知で定めているように、⾏政は医学を参考にして制度を作っていることが多いように思います。
これまでの話を整理しましょう。
1.発達障害者⽀援法は「ICD10のF80-89とF90-98」を対象としている。
2.と⾔うことは、F98.5である吃⾳は、わが国の⾏政上の定義では発達障害に含まれる。
3.発達障害の場合、精神障害者保健福祉⼿帳が取得できる。*
4.そのため、吃⾳のある⼈は精神障害者保健福祉⼿帳を取得できる。
*発達障害のある⼈のための専⽤の⼿帳は、現在のところ存在しません(発達障害は精神障害の⼀部というような位置づけ)。
では、吃⾳の場合は精神障害者保健福祉⼿帳しかありえないということなんでしょうか︖

だがちょっと待って欲しい。
どうも、それほど単純ではないようです。
仙台での裁判。
先ほどの講演録の引⽤でも、質問者の発⾔の中で「仙台の判決」という話が出てきました。吃⾳(きつおん)を理由とする⾝体障害者⼿帳の交付申請を仙台市に却下された
同市の無職、桜⽥俊介さん(47)が市を相⼿に却下決定の取り消しを求めた訴
訟の判決で、仙台地裁(⾼取真理⼦裁判⻑)は8⽇、請求を棄却した。
判決は、桜⽥さんの吃⾳の程度は交付対象にはならないと判断したが、原告側弁
護⼠は「判決は吃⾳者でも⼿帳の交付を受けられる余地があると事実上認めてお
り、画期的だ」と評価した。
市側は「国は吃⾳を精神障害に分類される発達障害に当たるとしているので、⾝
体障害者⼿帳の交付対象にならない」と主張したが、判決は「個別具体的な障害
の程度」に基づいて判断すべきだと指摘。その上で桜⽥さんは訴訟の本⼈尋問な
どで意思疎通ができているとして交付対象とならないとした。
出典︓毎⽇新聞 2016年 8⽉ 9⽇ 東京朝刊

⼀昨年、仙台に住んでいる吃⾳のある⼈が、⾝体障害者としての⼿帳取得の申請が却下されたことに対して裁判を起こしました。
結果は棄却となりましたが、判決では「症状によっては⾝体障害としても認定されうる」 と書かれているため、単純に「吃⾳=精神障害者保健福祉⼿帳」というわけではなさそうです。
実際、先ほど引⽤した厚⽣労働省の担当者の⽅も、質問に対する回答では以下のように続けています。

正直なところ、何を⾔っているのか分かりづらい回答ではあるのですが、要するに「原則としては精神障害者保健福祉⼿帳なんだけど、⾝体障害者⼿帳の可能性もある」ということなんでしょう。
さて。


このテーマは前回と続けての⼆部構成にする予定だったんですが、またしても⻑くなってしまいました…。ちょっとだけ延⻑戦。
次回の更新で、吃⾳のある⼈が⼿帳を取得する場合の「実際」について話したいと思いま
す。それでは、今⽇はこのあたりで。
横井秀明(⾔語聴覚⼠)
-----
追記︓コメントにてご指摘いただき、「精神障害者福祉⼿帳」と書いていたところを「精神障
害者保健福祉⼿帳」に訂正しました。(2017/08/31)

コメント
後藤⽂造 2017年08⽉31⽇ 22:15
正式名称は「精神障害者保健福祉⼿帳」です。
「保健」が⼊る意味を少し深めるべきかと。
また、⼿帳を保持せすとも、⾃⽴⽀援医療や給付が受けられるという要素もあります。
⾊んな視点での議論が必要ですね。
ヨコイ 2017年08⽉31⽇ 22:22
後藤さん、コメントありがとうございます︕
不⾜部分を修正しておきました。ご指摘助かりました。


―――以下、本投稿を読むにあたり必要な関連記事

これは横井秀明氏がTwitterに投稿した内容だ。
こんな記事が⼤っぴらに出てしまうくらいだから、「吃⾳=精神障害」という図式がこれから⼀般化、固定化していくのは避けられないだろうな。現状に迎合するのか、リアルな感覚を主張するのか。当事者団体においては指導層の気概次第だと思う。


横井秀明言語聴覚士が言及しているリンク先はコチラ ハフィントンポスト
BLOG 小口貴宏 エディター
吃音(きつおん)は身体障害?精神障害? ──厚労省の専門官が回答
吃音(きつおん)で障害者手帳は取得できるのか──10月22日の国際吃音啓発デーに合わせて都内で開催されたイベントで、厚生労働省の日詰正文氏(発達障害対策専門官)が当事者の疑問に答えた。
月9ドラマ「ラヴソング」でも取り上げられた吃音は、言葉をスムーズに話すことが出来ない障害だ。話すときにつかえたり、言葉の最初の発声に詰まったりする。「あ行が言いにくい」「母音が苦手」など症状の種類や重さはさまざま。成人の1%に見られるというから、決して珍しい障害ではない。
吃音症は発達障害に含まれており、精神障害者保健福祉手帳を通じて、行政の福祉サービスを利用できるとされている。しかし実際問題として、吃音で障害者手帳を取得しようと病院に行ったが、取得につながる診断書を書いてもらえなかったといった声もある。厚生労働省としてこれをどう捉えているのか、日詰専門官は次のように述べた。
▲都内のイベントで講演する日詰正文 厚生労働相・発達障害対策専門官
──吃音で障害者手帳は取得できるのか。
日詰氏:会社に勤めることはできるが、周囲の理解を必要とするのが精神障害の3級。ここ(同イベント)にきている皆さんは、おそらく3級に当てはまると思う。(中略)基準に当てはまれば手帳は取れる。しかし、吃音を理解できる医師が少ないため、基準に当てはまるかを判断できる診断書がでてこない。吃音の知識が医療関係者に行き届いていないという課題がある。厚生労働省としても、研修などを通じて医療関係者への吃音の周知を図っていきたい。(日詰氏)
──仙台では精神ではなく身体での障害認定を求める訴訟もあったが、厚労省はどう捉えているか。
日詰氏:そこは行政なので明確にしている。吃音症という診断名であれば間違いなく精神障害ということになる。身体障害であれば、言語発達に関連した、吃音とは別の診断名がつく。これは吃音に限らず、たとえば自閉症でも、精神障害ではなく知的障害をメインにして療育手帳を申請する例もある。自身が両方の特徴をもっていれば、どちらのルートで交付を受けたいか、本人が選ぶことができる。(日詰氏)

2016年10月22日の国際吃音啓発の日イベントそのものを紹介した記事(毎日新聞から)
国際吃音啓発の日
支援考えるイベント 現状など学ぶ
 言葉の出にくい吃音(きつおん)を抱える
人の支援について考えようと、「国際吃音啓
発の日」の22日、東京都北区の赤羽北区民
センターで講演会が開かれ、参加した約40
人が公的支援の現状などを学んだ。
 自助グループ「東京言友会」と「千葉言友
会」が主催し、講師に厚生労働省の日詰正文・発達障害対策専門官を招いた。
 日詰専門官は、国は世界保健機関(WHO)の国際疾病分類に準じ、吃音を
精神障害者手帳の交付対象となる発達障害に分類していると説明。「吃音は本
人の努力不足が原因ではない。(手帳取得は)支援が必要な当事者にとって重
要な後押しになる」と強調した。
 今年5月に発達障害者支援法が改正されたことで「吃音の人への切れ目ない
支援が可能になった」としながらも、支援の前提となる診断書を出せる専門医
が不足している点などを課題に挙げた。
 啓発の日は、当事者の国際組織「国際吃音者連盟」などが1998年に定め
た。【遠藤大志】


2017年9月29日金曜日

吃音情報について誤情報を掲載したサイト「いしゃまち」を糾弾した横井秀明言語聴覚士 では内的・心理的問題発言はどうなるの?

この記事では「ダブルスタンダード」、「矛盾」について扱います。
まず最初に言葉の意味を調べます。
なるほど。こういう意味ですね。

ダブルスタンダード【double standard】
対象によって適用する基準を変えること。二重基準。二重標準。
コトバンク 大辞林 第三版の解説

( 名 ) スル
①
矛ほこと盾たて。ぼうじゅん。
②
つじつまが合わないこと。物事の道理が一貫しないこと。撞着どうちやく。 「論旨の-をつく」 「前後-した意見」 〔昔、楚その国に矛と盾を売る者がおり、この矛はどんな盾をも貫き、この盾はどんな矛も通さないと言ったところ、それを聞いた人にその矛でその盾を突いてみよと言われ困ったという「韓非子難一」の故事から〕
③
〘論〙 〔contradiction〕
㋐
論理学で、二つの命題が相互に一方が真であれば他方は偽であり、一方が偽であれば他方は真であるという関係にあること。例えば「 A である」と「 A でない」。また、そうした二命題の連言命題。例えば「 A でありかつ A でない」。「反対(contrary)」とは区別される。
㋑
弁証法で、相互に排除し対立しあいながら連関しあう二契機の間の関係。
④
武器をとって戦うこと。敵対すること。 「 -ニ及ブ/日葡」
コトバンク 矛盾 大辞林第三版の解説


特定非営利活動法人きつおんサポートネットワークの代表理事でもある横井秀明言語聴覚士。
横井秀明言語聴覚士は5月24日にフェイスブックページにこのような投稿をしています。
「いしゃまち」(株式会社メディウィル(Mediwill Co.,Ltd.)が運営)という医師監修の情報発信サイトです。
いしゃまちというサイトで「吃音について誤情報」が掲載されていました。「子供の吃音の代表的な症状は?言葉が詰まってしまう3つの原因とは」という記事でした。これについては確かに誤情報でしたので指摘することは問題ありません。
そしてその部分を横井秀明言語聴覚士が指摘し、該当するwebページを消去させたという事案です。


Facebookページでは

弊会としては、検索順位の上位にあり、医療業界の最高権威である医師の肩書を持つ方の監修まで備えている記事で、このような内容が掲載されてしまうことに、小さくない衝撃を感じています。今後とも、継続してモニタリングしていきたいと思います。
代表理事 横井秀明(言語聴覚士)
吃⾳のある⾔語聴覚⼠ヨコイヒデアキのブログでは

これは、全て原⽂のままです。科学的に正しいと⽴証されていないことをさも事実かのように断定し、また既に否定された診断起因説(また詳しく説明します)を彷彿とさせる考えを堂々と述べています。しかも、何とこの記事には医師の監修が付されていたのです︕愕然としました。
抗議により公開停⽌。しかし…
僕は、⾃分が代表を務めるNPO法⼈きつおんサポートネットワークを通して、この内容について抗議しました。その後、「いしゃまち」の運営会社は吃⾳の記事の公開を停⽌しました。結果としては誤った情報が流布されることを阻⽌することができたのですが、私の内⼼は複雑でした。未だに、 デマ同然の情報がネット上にはあふれている…。こんな状況は、とても容認できるものではありません。
専⾨職である⾔語聴覚⼠として、何よりも⼀⼈の「吃⾳のある⼈」として。
だから、吃⾳のある⾔語聴覚⼠がブログを始める。
そのため、吃⾳に対する誤解を払拭し、現時点において正しいとされる情報を発信するために、ブログを開設することにしました。
また、それだけでなく、 吃⾳のある私が敢えて「話す仕事」である⾔語聴覚⼠となり、⽇々⽣活している様⼦についても、いわば「吃⾳のある⼈のサバイバル術」として公開していきたいと思っています。横井秀明(⾔語聴覚⼠)


という書き込みで締めくくられています。
どちらも吃音について誤った情報を掲載した「いしゃまち」というサイト・コンテンツに対して横井秀明言語聴覚士のとても強い敵愾心を感じます。
【この内容について抗議しました。その後、「いしゃまち」の運営会社は吃⾳の記事の公開を停⽌しました。結果としては誤った情報が流布されることを阻⽌することができたのですが、私の内⼼は複雑でした。未だに、 デマ同然の情報がネット上にはあふれている…。こんな状況は、とても容認できるものではありません。】と述べています。



それでは本題です。



それでは横井秀明言語聴覚士が公開要望書で発言した内容についてはどう受け止めているのでしょうか?これにより傷ついている発達障害児者やその家族や関係者が存在します。「いしゃまち」というサイトには誤情報だと指摘し今後も継続してモニタリングします宣言をするのに、なぜ横井秀明言語聴覚士は自身の公開要望書の内容・発言について何もしないのでしょうか?本当に疑問なことです。いしゃまちの運営会社も吃音記事を監修した医師も「???」と思うのではないでしょうか?愕然とするのではないでしょうか?

今回、横井秀明言語聴覚士は日本自閉症協会掲示板でも話題のように「⾃閉症スペクトラム障害、注意⽋陥多動性障害、学習障害で⾒られるような内的・⼼理的問題が存在している」と言いました。そして吃音には内的・心理的問題が存在していない。それが存在していると誤解されたら困る。吃音啓発にとって妨げ、マイナスになると全国言友会連絡協議会宛に公開要望書を送付するという行動にでたことです。
日本自閉症協会掲示板では、横井秀明言語聴覚士の指摘について、当事者や家族、会員達と思われる人たちが差別された、悲しい、悔しいなどの感情を訴え書き込みしています。横井秀明言語聴覚士に発言の撤回と謝罪をもとめるという声もありました。
https://yokoihideaki.blogspot.jp/2017/09/blog-post_25.html


横井秀明言語聴覚士がブログで発言した内容(1.吃⾳をどう捉えるのか、⾒解を⽰して下さい。の部分)
1.吃⾳をどう捉えるのか、⾒解を⽰して下さい。
発達障害と⾔った場合、⼀般的には⾃閉症スペクトラム障害、注意⽋陥多動性障害、学習障害と捉えられています。そのため、吃⾳に⾒られる⾮流暢な発話の背景には⾃閉症スペクトラム障害、注意⽋陥多動性障害、学習障害で⾒られるような内的・⼼理的問題が存在していると⾔う誤解を招き、吃⾳に関する啓発を推進するための妨げとなる可能性があります。そのため、JDDネットに加盟することで、全⾔連が今後は「吃⾳は発達障害である」と⾔う⽴場を明確にし、それ以外の可能性を実質的に否定するならば、全⾔連として吃⾳をどのように定義するかについて⾒解を⽰した上で検討を進めて下さい。
この項⽬では、2つの懸念が反映されています。
啓発推進にとってマイナス。



―――特定非営利活動法人きつおんサポートネットワークの代表理事でもある横井秀明言語聴覚士が指摘し、いしゃまちというサイトの誤情報を消去させましたと宣言しているFacebookの投稿

https://www.facebook.com/kitsuon.or.jp/



 Googleなどで「吃音」で検索すると上位に表示される「いしゃまち」というサイトの吃音に関する記事には、誤解を招く内容や表現が多く見られます。そのため、弊会はその旨を指摘するための問い合わせを行ないました。
 ①吃音を真似をすると感染るというようなことは立証されていません。「いしゃまち」のサイトには、明確に「周囲に吃音の方がいると、その方の話し方を真似することで吃音を生じます」との記載がありますが、何らの参考文献も掲載されていません。根拠のない主張を、一般的に「デマ」と呼びます。
 ②チックと随伴症状は異なる現象です。「いしゃまち」のサイトでは、随伴症状を“いわゆる「チック」と呼ばれる不随意運動”と表現し、両者を同じ現象であると捉えていますが、随伴運動とは、吃音を隠すために意図的に行なわれる「工夫」で、「解除反応」のひとつに位置づけられています。
 ③吃音を意識させると悪化するというのは、既に否定されている考え方です。「いしゃまち」のサイトでは、「吃音は自分で意識するほど、そして周囲から指摘されるほど治りにくくなる」、(吃音には)「基本的には何もする必要はありません」として、時代遅れの診断起因説を掲載しています。
 弊会としては、検索順位の上位にあり、医療業界の最高権威である医師の肩書を持つ方の監修まで備えている記事で、このような内容が掲載されてしまうことに、小さくない衝撃を感じています。今後とも、継続してモニタリングしていきたいと思います。
代表理事 横井秀明(言語聴覚士)
https://www.ishamachi.com/?p=23169



―――特定非営利活動法人きつおんサポートネットワークの代表理事でもある横井秀明言語聴覚士が指摘し、いしゃまちというサイトの誤情報を消去させましたと宣言している
吃⾳のある⾔語聴覚⼠ヨコイヒデアキのブログより http://kitsuon0529.blog.jp/archives/2271943.html




吃⾳
はじめまして。ヨコイです。
スムーズに話せない障害である「吃⾳」を持ちながら、名古屋で⾔語聴覚⼠をしています。
本⽇から、ブログを始めることにしました。
ブログを始める理由は⾊々あるのですが、最⼤のきっかけとして、「いしゃまち」という医療情報のキュレーションサイトについての出来事があります。今回は、そのことを話そうと思います。
いしゃまちに掲載されていた「デマ情報」
「いしゃまち」の記事は「吃⾳」で検索すると2番⽬にヒットしていました。つまり、「吃⾳って何だろう︖」と思って調べようとした⼈の多くが⽬にすることになるわけです。しかし、その内容は誤解に満ちたものでした。
・「周囲に吃⾳の⽅がいると、その⽅の話し⽅を真似することで吃⾳を⽣じま
す」
・「吃⾳は⾃分で意識するほど、そして周囲から指摘されるほど治りにくくな
る」
・(吃⾳には)「基本的には何もする必要はありません」
出典 https://www.ishamachi.com/?p=23169(現在は⾒れません)。
これは、全て原⽂のままです。科学的に正しいと⽴証されていないことをさも事実かのように断定し、また既に否定された診断起因説(また詳しく説明します)を彷彿とさせる考えを堂々と述べています。しかも、何とこの記事には医師の監修が付されていたのです︕愕然としました。
抗議により公開停⽌。しかし…
僕は、⾃分が代表を務めるNPO法⼈きつおんサポートネットワークを通して、この内容について抗議しました。その後、「いしゃまち」の運営会社は吃⾳の記事の公開を停⽌しました。結果としては誤った情報が流布されることを阻⽌することができたのですが、私の内⼼は複雑でした。未だに、 デマ同然の情報がネット上にはあふれている…。こんな状況は、とても容認できるものではありません。
専⾨職である⾔語聴覚⼠として、何よりも⼀⼈の「吃⾳のある⼈」として。
だから、吃⾳のある⾔語聴覚⼠がブログを始める。
そのため、吃⾳に対する誤解を払拭し、現時点において正しいとされる情報を発信するために、ブログを開設することにしました。
また、それだけでなく、 吃⾳のある私が敢えて「話す仕事」である⾔語聴覚⼠となり、⽇々⽣活している様⼦についても、いわば「吃⾳のある⼈のサバイバル術」として公開していきたいと思っています。横井秀明(⾔語聴覚⼠)

発達障害ごとの困り事は「特性・特徴」であり 内的・⼼理的問題があるわけではない

横井秀明言語聴覚士がインターネット上に公開した公開要望書において吃音以外の発達障害児者に対してこのような発言ありました。

日本自閉症協会の掲示板でも横井秀明言語聴覚士の発言を見て差別されたと、悲しさを訴える書き込みがあります。
https://yokoihideaki.blogspot.jp/2017/09/blog-post_25.html

横井秀明言語聴覚士がブログで発言した内容(1.吃⾳をどう捉えるのか、⾒解を⽰して下さい。の部分)
1.吃⾳をどう捉えるのか、⾒解を⽰して下さい。
発達障害と⾔った場合、⼀般的には⾃閉症スペクトラム障害、注意⽋陥多動性障害、学習障害と捉えられています。そのため、吃⾳に⾒られる⾮流暢な発話の背景には⾃閉症スペクトラム障害、注意⽋陥多動性障害、学習障害で⾒られるような内的・⼼理的問題が存在していると⾔う誤解を招き、吃⾳に関する啓発を推進するための妨げとなる可能性があります。そのため、JDDネットに加盟することで、全⾔連が今後は「吃⾳は発達障害である」と⾔う⽴場を明確にし、それ以外の可能性を実質的に否定するならば、全⾔連として吃⾳をどのように定義するかについて⾒解を⽰した上で検討を進めて下さい。
この項⽬では、2つの懸念が反映されています。
啓発推進にとってマイナス。



発達障害児者は「内的心理的問題」を持っているのでしょうか?
これは完全に間違っています。
発達障害児者は「内的心理的問題」を持っていません。
吃音児者が「内的心理的問題を持っているように誤解を招き」という発言がなぜできるのか?疑問です。


さて、吃音も含めて発達障害児者をどう説明するか?
例えば政府広報オンラインの「発達障害ってなんだろう」では「特性・特徴」という言葉で説明があります。
http://www.gov-online.go.jp/featured/201104/contents/hairyo.html

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暮らしに役立つ情報
発達障害って、なんだろう?
配慮する ~一人一人の特性を理解しよう~
発達障害があるといっても、障害の種類や程度によっても違いますし、年齢や性格などによっても、一人一人、現れ方は違います。生活の中で困難なこと、苦手なことも一人一人違います。そのため、一人一人の特徴に応じて配慮したり、支援したりしていくことが重要です。ここでは、家族や学校、職場など身近な場所で、発達障害のある人と接する方はもちろん、それ以外の方にも、発達障害がある人に対して配慮していただきたい、基本的なポイントをいくつかご紹介します。



国立障害者リハビリテーションセンター内の発達障害情報支援センターではトップページの「発達障害を理解する」という部分でこのように書かれています。
発達障害を理解する
発達障害の特性やよくある誤解など、みなさんにわかってほしいことをまとめました。 記事を読む


⾃閉症スペクトラム障害、注意⽋陥多動性障害、学習障害、チック・トゥレット症候群、吃音、「特性・特徴」は色々ありますよという説明が内閣府政府広報オンラインや発達障害情報支援センターでは書かれているのです。「内的・心理的問題」とはどこにも書いていないことがわかりますね。


横井秀明言語聴覚士によると⾃閉症スペクトラム障害、注意⽋陥多動性障害、学習障害は内的心理的問題を持っている。だが、吃音児者はそれを持っていないといいます。しかも啓発推進にマイナスだとか。これは日本自閉症協会の会員、地方自閉症協会の会員も、それ以外の発達障害児者団体などの会員も激怒するでしょうね。不快な気持ち、悲しい気持ち、差別されたという気持ち、心が傷ついたでしょう。

―――厚生労働省、国立障害者リハビリテーションセンターの発達障害情報・支援センターのホームページを検索しても発達障害児者が「内的・心理的問題を持っている」という情報や記述は一切出てこない

国立障害者リハビリテーションセンターにある発達障害情報・支援センターのホームページ内を「内的・心理的問題」とキーワード検索をしてもヒットしません。
当たり前ですよね。そんなモノは存在しないのですから。

厚生労働省のホームページでも「内的・心理的問題」、「内的・心理的問題 発達障害」と検索をしても、まったくそのような情報は出てきません。






法務省の人権擁護局のホームページでも紹介されている。平成27年度 人権啓発資料法務大臣表彰優秀賞「発達障がいハンドブック」(鳥取県制作)
http://www.pref.tottori.lg.jp/secure/873682/allhandbook.pdf

こちらでも発達障害が「内的・心理的問題」という記述はありません。
確認できるのは「特性」という文字のみです。

2017年9月26日火曜日

横井秀明言語聴覚士によると吃音を心理学や社会福祉士学、哲学の領域で考えると手に負えないという

横井秀明言語聴覚士はTwitterでこのような発言をしている。

勉強すればするほど、考えれば考えるほど本質から遠ざかってしまうこともあ
る。吃⾳を⼼理学や社会福祉学、果ては哲学の領域までブッ⾶んで考えようとする⼈も時々いるが、そこまで⾏くと⼿に負えない。実際にブロックで発話できず困っているリアルな瞬間に⽴つ素直さを忘れてはいけないと思うけどね。
なかなかインパクトのある内容になっている。言語聴覚士のカリキュラムには心理学系の単位があると思うが…。

さて、吃音に限らずであるが。
発達障害児者や家族(もちろん発達障害以外の障害や難病や社会的障壁をもった人すべて)にアプローチする場合、心理学も社会福祉学も哲学も必要な場面はあるだろう。「ブッ飛んで考えようとする人も時々いる」らしいがそうではない。

言語聴覚士という職業でも病院、介護、障害者福祉、小児療育、通級指導教室、特別支援学校などで働く場面があるだろう。クライエントもさまざまな人がいる。クライエントごとにきめ細やかな対応をしなければいけない場面もでてくるはずだ。心理学や社会福祉士学、哲学が必要なこともあるだろう。とくに昨今の医療従事者は多職種連携が指摘されており、言語聴覚士は言語聴覚士だけをしていればよいわけではない。専門的な職務は決まっているが、一人のクライエントについて多職種連携をしてアプローチする際に言語聴覚士以外の人の視点も必要になる。基本的なことであるのだが。

横井秀明言語聴覚士によるとブッ飛んでいるらしい。

クライエントが置かれた立場、どうやってこの病院に来たのか。
医療費が払えない人は、公的扶助を使い病院につながっているかもしれない。
公的扶助を利用するために社会福祉士など支援者が間に入っているかもしれない。
クライエントの仕草や視線、身体の動き、会話の内容なども丁寧にうけとめないとならない。そういう場合も心理学も必要になるかもしれない。哲学を学ぶことにより当たり前だと思っていたことがそうではないという気付きを得るかもしれない。

吃音業界には医師、看護師、言語聴覚士も必要だが、社会福祉士、精神保健福祉士もどんどん入ってきてほしいところである。吃音にアプローチできるのは言語聴覚士だけではない。吃音により発話発語できないことにより、日々の生活が困っている人もいるかもしれないのだから。


―――横井秀明言語聴覚士のつぶやき紹介

ヨコイ@吃⾳のある⾔語聴覚⼠ @yokoy0529 · 6⽉29⽇
勉強すればするほど、考えれば考えるほど本質から遠ざかってしまうこともあ
る。吃⾳を⼼理学や社会福祉学、果ては哲学の領域までブッ⾶んで考えようとす
る⼈も時々いるが、そこまで⾏くと⼿に負えない。実際にブロックで発話できず
困っているリアルな瞬間に⽴つ素直さを忘れてはいけないと思うけどね。

※横井秀明言語聴覚士はTwitterの名前や「@ではじまるID」をちょくちょく変更してしまうようで、このつぶやきは@yokoy0529となっている。

2017年9月25日月曜日

横井秀明言語聴覚士によるとJDDネットは破綻寸前だという なぜ日本言語聴覚士協会に脱退を促さないの?

横井秀明言語聴覚士(NPO法人きつおんサポートネットワーク代表理事)によると。
一般社団法人 日本発達障害ネットワーク JDDnet(JDDネット)は破綻寸前だという。
https://jddnet.jp/

JDDネットの財務状態を分析してみたら、
かなりヤバイことが分かった。過去5年間で
現預⾦で半減以上の約8百万円が流出。これ
で収⼊全体の6割を占める⽇本財団からの補
助⾦がなくなる(17年に半減、18年度に
さらに半減、19年度で打ち切り)となる
と、もう破綻⼨前じゃないか。
17:56 - 2017年8⽉30⽇

全⾔連の理事会には、簿記・会計に詳しい⼈もいるはず。この現状を承知の上
で、それでも加盟を推進するつもりなんだろうか。しかも、15年度から⼊会⾦はゼロで、14年度から受取会費は減少している。つまり、ここ最近は新規⼊会はなく、脱退する団体が続出しているってことだ。


https://twitter.com/ykitsuon
※上のツイートについては「Y@吃⾳(きつおん)のある⾔語聴覚⼠」となっているが。
ちょくちょく名前を変更してしまうようだ。このアカウントがヨコイヒデアキ氏のブログを紹介している。




―――JDDネットが破綻寸前なら、日本言語聴覚士協会にも脱退を促すべきでは?
どうして全国言友会連絡協議会だけに「こだわる」の?

横井秀明言語聴覚士はJDDネットの財務状況を分析したという。
かなりヤバイことが分かったらしい。
新規入会はなく脱退が続出だという。
日本財団からの補助金がなくなるのだという。

横井秀明言語聴覚士はNPO法人全国言友会連絡協議会がJDDネットに加盟することを心配するならば。

一般社団法人日本言語聴覚士協会にもJDDネット脱退を諫言すべきではないのか?

という素朴な疑問がわいてくる。

2017年時点、JDDネットには正会員として「一般社団法人 日本言語聴覚士協会」が加盟している。東江 浩美氏(一般社団法人日本言語聴覚士協会 理事)がJDDネットの理事にもなっている。

https://jddnet.jp/about-jddnet/%E4%BC%9A%E5%93%A1%E5%9B%A3%E4%BD%93%E4%B8%80%E8%A6%A7/

ということは横井秀明言語聴覚士によるとJDDネットは破綻寸前であるのだから、日本言語聴覚士協会にもJDDネットからの脱退を促すべきなのである。しかし横井秀明言語聴覚士にはなんらかの横井秀明ルール・こだわりが存在し、全国言友会連絡協議会がJDDネットに参加することには疑義を呈す。

しかし日本言語聴覚士協会はすでにJDDネット正会員であるのだが日本言語聴覚士協会宛にJDDネットから脱退せよという行動を横井秀明言語聴覚士は起こさないのである。そちらについては一切指摘しないという状況になっている。とても不思議である。何か不都合なことがあるのだろうか??全国言友会連絡協議会に詰め寄るように日本言語聴覚士協会にも詰め寄るよるべきなのであるが…。



2017年9月23日土曜日

横井秀明言語聴覚士が9月にweb上へ掲載した文章を保存したもの

そして横井秀明言語聴覚士は9月中旬ころ?でしょうか?
7月に掲載したブログの文章を何か不都合なことがあったのかわかりませんが内容を当初のモノと異なるように一部を書き換えてしまいました。内容を当初のモノと異なるように書き換えるということは何らかの理由があったはずです。
ちなみにブログ本体のデザインも変更されています。

内容が変更される以前の文章はコチラ
http://yokoihideaki.blogspot.jp/2017/09/7web.html


2017/9/21 ⾔友会歴20年の僕がJDDネット加盟の問題点を語るよ(上) : 吃⾳(きつおん)のある⾔語聴覚⼠ヨコイヒデアキのブログ http://kitsuon0529.blog.jp/archives/2892332.html


 こんにちは。ヨコイです。
 吃音のある人のセルフヘルプグループとして日本最大かつ最古の歴史を持つ「言友会」が、JDDネ
ットに加入することを検討しています。
 今年11月の総会で、加盟の是非を発議する予定だそうです。
JDDネットって何?
 正式名称は「日本発達障害ネットワーク」。
 発達障害のある人の支援者や当事者のグループから構成されています。
日本発達障害ネットワークは、発達障害のある方々が社会生活を送る上で様々な困難を来すことがないよう、あるいは困難に直面した際に支援をするために活動しています。現在、当事者団体、職能団体、関連学会・研究会を中心に18の正会員団体と、当事者団体を中心とした43のエリア会員団体を有しており、単純に加盟団体の会員数を加えると15万名に達しています。
出典:JDDネット *太字は筆者による。
 
 15万名…。
 かなり大きな団体であることは間違いなさそうですね。
 ただ、加盟団体の一覧に「日本言語聴覚士協会」の名前もあったりします。
 僕も正会員なので、この「15万人」の中に入れられているのかな?
 僕みたいな「自覚なき会員」も結構いそうですね。
なぜ発達障害の支援団体に入るの?
 
 なぜ吃音のある人のセルフヘルプグループである言友会が、発達障害のある人の支援団体に入ろうとしているのでしょうか?
 それは、「発達障害者支援法」という法律と、これに関する通知を解釈すると、吃音も対象に入ると考えられるからです。
発達障害者支援法
第二条  この法律において「発達障害」とは、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達
障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるものをいう。
 この条文を素直に読むと「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注



意欠陥多動性障害」など、「いわゆる発達障害」を持っている人を対象としているという感じですね。
 しかし、後に「その他これに類する脳機能の障害」とあります。
 ざっくりしすぎてんだろ。
 そう思われた人は僕だけではないと思います。
きっちり決めないと現場が混乱する。
 かつて僕自身も役所みたいなところで働いていたので分かるのですが、公務員は基本的に法律に
書いてある通りにしか動けません。
 まあ、そりゃそうなんですが。権力を濫用されたらたまったもんじゃありません。
 しかし、法律上に全て事細かに「ああせいこうせい」と書くわけにはいきませんよね。
 だから、発達障害者支援法を運用する際、現場が混乱しないように「通知」を出しました。
17文科初第16号厚生労働省発障第0401008号 
(「第2 法の概要(1)定義について」より抜粋)
 これらの規定により想定される、法の対象となる障害は、脳機能の障害であってその症状が通
常低年齢において発現するもののうち、ICD-10(疾病及び関連保健問題の国際統計分類)におけ
る「心理的発達の障害(F80-F89)」及び「小児<児童>期及び青年期に通常発症する行動及
び情緒の障害(F90-F98)」に含まれる障害であること。
 要するに、「ICD-10のココからココまでを対象とするよ」と言っているわけです。
ICD-10を見てみよう!
 それでは、「小児<児童>期及び青年期に通常発症する行動及び情緒の障害(F90-F98)」の最後
に位置する「F98 小児<児童>期及び青年期に通常発症するその他の行動及び情緒の障害」を見て
みましょう(ややこしいな!)。
F98 小児<児童>期及び青年期に通常発症するその他の行動及び情緒の障害
F98.0 非器質性遺尿(症)
F98.1 非器質性遺糞(症)
F98.2 乳幼児期及び小児<児童>期の哺育障害
F98.3 乳幼児期及び小児<児童>期の異食(症)
F98.4 常同性運動障害
F98.5 吃音症
F98.6 早口<乱雑>言語症
F98.8 小児<児童>期及び青年期に通常発症するその他の明示された行動及び情緒の障害
F98.9 小児<児童>期及び青年期に通常発症する詳細不明の行動及び情緒の障害
出典:ICD-10
見っけ。

 興味のある方はリンクからたどって見て欲しいのですが、ICD-10はものすごく分厚いです。
 その片隅の片隅に吃音が「ちょこん」と鎮座している。
Amazonでも買えます。
 しかも、吃音の後に控えている3つの内2つが
F98.8 小児<児童>期及び青年期に通常発症するその他の明示された行動及び情緒の障
F98.9 小児<児童>期及び青年期に通常発症する詳細不明の行動及び情緒の障害
 「その他」な感じが満載なので、吃音は「小児<児童>期及び青年期に通常発症する行動及び情緒の障害(F90-F98)」の最後にギリギリで入っているように見えます。
 ちなみに、この分類を包括する上位分類の「第5章 精神及び行動の障害 (F00-F99)」の最後に位置するのはF99は「詳細不明の精神障害」なので、F98が事実上、ハッキリとした分類としては最後に位置していると言っていいんではないでしょうか。その最後に吃音がある。
滑り込みセーフ。
 そんな感じでしょうか。
何が問題なのか?
 さて、タイトルで「問題点を語る」としていますが、既にかなり長くなってしまいました。
 しかも、堅苦しい文章が続いたので、ちょっと疲れてしまいましたよね。
 と言うわけで、上中下の3部構成として、次回以降で具体的な「問題点」について語っていきたいと思います。
 まあ、それに先立って「具体的な行動」をしないといけないんだけどね。

地元⾔友会での全⾔連のJDDネット加盟に関する例会に参
加。出席者が5〜6名ってあたりで関⼼度に察し。この現状を
ぶった斬って総会で加盟発議となると、可決されても否決され
てものちに禍根を残しそう。例会を担当した運営委員さんから
「ぜひ意⾒表明を」と⾔われたので、何か⽂書を出そうかな。
23:57 - 2017年7⽉9⽇ Y
@ykitsuon

それでは、今日はこのあたりで。
横井秀明(言語聴覚士)


2017/9/21 ⾔友会歴20年の僕がJDDネット加盟の問題点を語るよ(中) : 吃⾳(きつおん)のある⾔語聴覚⼠ヨコイヒデアキのブログ http://kitsuon0529.blog.jp/archives/2978539.html


こんにちは。ヨコイです。
 前回、こんな感じで宣言していたので
地元⾔友会での全⾔連のJDDネット加盟に関する例会に参
加。出席者が5〜6名ってあたりで関⼼度に察し。この現状を
ぶった斬って総会で加盟発議となると、可決されても否決され
てものちに禍根を残しそう。例会を担当した運営委員さんから
「ぜひ意⾒表明を」と⾔われたので、何か⽂書を出そうかな。
23:57 - 2017年7⽉9⽇ Y@ykitsuon

きのう「全言連のJDDネット加盟について慎重な審議を求める要望書」を提出しました。どんな内容なの?
 出来るだけコンパクトにまとめたので、今回は前半部分について解説していきます。
 平素より言友会のためにご尽力くださり、心より感謝申し上げます。 今回、今年度の総会で日本発達障害者ネットワーク(JDDネット)への加盟を発議することについて慎重な審議をお願いするための要望を以下の通り表明いたします。よろしくご査収ください。
 まずは挨拶と趣旨の説明。
 念のためですが 、この文書は「JDDネット加盟の発議に反対する」ではなくて「慎重な審議をお願いする」ための意見表明ですよ。誤解のないように。
 続いて本題。
 
1.吃音をどう捉えるのか、見解を示して下さい。
 発達障害と言った場合、一般的には自閉症スペクトラム障害、注意欠陥多動性障害、学習障害
と捉えられています。そのため、吃音に見られる非流暢な発話の背景には自閉症スペクトラム障害、注意欠陥多動性障害、学習障害で見られるような内的・心理的問題が存在していると言う誤解を招き、吃音に関する啓発を推進するための妨げとなる可能性があります。そのため、JDDネットに加盟することで、全言連が今後は「吃音は発達障害である」と言う立場を明確にし、それ以外の可能性を実質的に否定するならば、全言連として吃音をどのように定義するかについて見解を示した上で検討を進めて下さい。
 この項目では、2つの懸念が反映されています。
啓発推進にとってマイナス。
 一般的に、「発達障害」と言った場合、「自閉症スペクトラム障害、注意欠陥多動性障害、学習障害」
が思い浮かぶのではないかと思います。 

私『吃⾳が発達障害に含まれたみたいです…。チックやてんか
んもらしいですが…。詳しくは分かりませんが…。』
知⼈(特別⽀援学級に縁がある⽅)『えっ︖じゃ、吃⾳があっ
たらウイスクの検査するの︖』
私『…。ん〜、…分かりません。医者の診断受けたわけじゃな
いし…。』
説明できない。
23:06 - 2017年7⽉19⽇ K⼦(kittuohから改名)
@fly1fly2
この通り、専門知識のある(っぽい)人においても同様なようです。
 ちなみに、ウィスク(WISC)とは、子どもの向け(〜16歳)の検査で、インテークやスクリーニングで知的障害や発達障害の「疑いあり」という印象が得られた場合に発達の凸凹をチェックするために主に言語聴覚士や臨床心理士によって実施されます。
 「吃音は発達障害」という認識が一般化するか、あるいは全言連がその立場から啓発活動を展開したら、どうしても受け取り手には「吃音が発達障害ってことは、自閉症スペクトラム障害や注意欠陥多動性障害で見られるような特徴が、吃音のある人にも見られるのですか?」という疑問が生まれるでしょう(「自閉症スペクトラム障害」や「注意欠陥多動性障害」という専門用語は出てこないでしょう
が)。
 そうすると、連発・伸発・難発など吃音の言語症状(中核症状)や工夫(随伴運動、言い換えなど吃音
を隠そうとする行為)・回避(話す場面そのものを避けようとする行為)が、「自閉症スペクトラム障害、
注意欠陥多動性障害、学習障害で見られるような内的・心理的問題」に起因するものだという誤解を
生む可能性があります。
ちなみに。
いわゆる発達障害の問題を語る際「内的・心理的問題」という用語を使う際には、細心の注意が
必要だと思います。いわゆる性格や精神的な問題という誤解を招く可能性があるからです。どう
しても専門的な言い方になってしまいますが、いわば感覚機能系や神経回路の特徴から、対人関
係を含む様々な現象の「受け取り方が異なる」と言うのが正しいでしょう。
 単純化した話はあまりしたくないのですが、自閉症スペクトラム障害や注意欠陥多動性障害で見ら
れる内的・心理的問題とは、例えば以下のとおりです。
自閉症スペクトラム障害
対人関係・社会性やコミュニケーション能力に障害があり、物事に強いこだわりがあります。ま
た感覚が異常に過敏(または鈍感)であったり、柔軟に思考することや変化に対処するのが難
しいこともあります。
出典:https://h-navi.jp/column/article/134 *太字は筆者による。
注意欠陥多動性障害
「不注意・多動性・衝動性」といわれる、「落ち着きがない」「集中力がない」などは誰にでもある
行動のようにも見えますが、ADHDの場合には社会的な活動や学業、日常に支障をきたすほど
の症状が見られます。
出典:https://h-navi.jp/column/article/134 *太字・下線は筆者による。
 「強いこだわり」があったり、「感覚が異常に過敏(鈍感)」だから吃るのでしょうか?
 「落ち着きがない」から、あるいは「集中力がない」から吃るのでしょうか?
 違います。
 これらは、「緊張しているから吃る」、「早口だから吃る」と同レベルの誤解ですね。
 「そうではない」ことは自明ですが、「そうではない」ことを簡潔に説明するのは、少なくとも専門職で
はない言友会の会員にとって困難であることは間違いありません。
 
 これでは、これまで地道に積み重ねてきた啓発の成果が毀損されるだけでなく、新たな活動の差し障りにもなりかねません。
2.自由な発言ができなくなる。
 発達障害のある人の支援団体であるJDDネットに加盟すると言うことは、「吃音は発達障害である」という定義に対する全言連の支持表明に他なりません。
 全言連の位置づけについては、全言連が会員に対して実施した「吃音と発達障害」のアンケートの結果に対する見解の中でこのように触れられています。
全言連は、連絡機関として各地言友会共通の課題に対応すること、 全国の会員以外の吃音のある人達への働き掛け、そして吃音のある人たちの生きやすい社会的な環境を作ることが役割であると考えます。 

「連絡機関」の意味が判然としませんが、図の書き方を見るあたり、やはり全言連が各地言友会を
代表しているという認識で間違いなさそうです。
  そのため、全言連がJDDネットに加盟すれば、言友会は「吃音は発達障害」と考えており、それ以
外の可能性(身体障害や障害ではないという捉え方)は団体として否定していると受け取られかねま
せん。
 全言連がJDDネットに加盟すれば、組織としての見解が確立される印象を与えます。
 そうすると、会員が個々人が見解を表明する際の制限となる可能性があるのではないでしょうか。

吃⾳って⾝体障害者にもなるし、発達障害でもあるらしいし、
かといって精神科や⽿⿐科にいったら追い返されるし、なんだ
この障害。
8:30 - 2017年7⽉21⽇ さっぱん
@sappan_

 吃音をどのように捉えるかは、個々人の自由だと思います。
 少なくとも、誰かに強制されることがあってはならないでしょう。
 全言連がJDDネットに加盟すれば、「言友会=吃音を発達障害と考える団体」という認識が徐々に
定着していくと思います。
 そうなると、それに違和感を覚える人たちは、参加しなくなりますね。
 僕は、これを懸念しています。

 吃音をどのように捉えるかは、個々人の自由だと思います。
 少なくとも、誰かに強制されることがあってはならないでしょう。
 全言連がJDDネットに加盟すれば、「言友会=吃音を発達障害と考える団体」という認識が徐々に
定着していくと思います。
 そうなると、それに違和感を覚える人たちは、参加しなくなりますね。
 僕は、これを懸念しています。 


吃⾳関係の飲み会でよく、各々、⾃分の吃⾳論を展開する流れ
になるんですが、僕は結構好きです「俺はこう思う」「い
や、こうだ」と忌憚のない意⾒を交わすのは、お互いの刺激に
もなるし、論が深まるのでいいと思います
0:24 - 2017年7⽉15⽇ PGL 名古屋⽀部
@allfree2142

 「吃音とは何か」という探求は、吃音のある人のセルフヘルプの根幹に関わると思います。
 これは、行政的にとか、医学的にどうかとは関係のない話であり、率直に言えば「答のない問い」だと
言えるでしょう。だからこそ、吃音と向き合う際に必要なのです。
 やはり、しっかりとした意見集約が必要なんではないでしょうか。
 その点については、次回の更新で解説していきますね。

それでは、今日はこのあたりで。
横井秀明(言語聴覚士)
---
■ツイートを引用させていただいた方々へお礼申し上げます。

2017/9/21 ⾔友会歴20年の僕がJDDネット加盟の問題点を語るよ(下) : 吃⾳(きつおん)のある⾔語聴覚⼠ヨコイヒデアキのブログ http://kitsuon0529.blog.jp/archives/2989932.html


こんにちは。ヨコイです。
 前回、全言連の理事会に「全言連のJDDネット加盟について慎重な審議を求める要望書」を提出したことを書きました。

前回、指摘した問題点は2つ。
 ざっくりまとめると、こんな感じでした。
 
・全言連が「吃音は発達障害」という立場を明確にすると、「自閉症スペクトラム障害、注意欠陥・多動性障害」など「いわゆる発達障害」に見られる特徴が、吃音のある人にも見られるという誤解が生まれ、啓発推進にとってマイナスになるのではないか?
・ 全言連が「吃音は発達障害」という立場を明確にすると、「吃音は障害ではない」、「吃音は身体障害だ」など「吃音の捉え方」についての事実上の言論統制となり、自由な発言ができなくなってしまうのではないか?
 詳しくは、 元記事をご覧ください。



関連記事
「言友会歴20年の僕がJDDネット加盟の問題点を語るよ(中)」
 これらの懸念に対して、口だけではなく具体的な対策を打てなければならないと思います。
 さて、今回は要望書の後半部分について解説していきます。
プロセスに正当性はあるのか?
2.会員の生の声を聞いて下さい。  
 吃音と発達障害に関するアンケートの回収率が2割を切っていることを考えると、まだまだ会員
の間で関心が高まっているとは言えません。そのため、全言連の皆さんが情熱を持ってJDDネッ
トへの加盟を検討していることを、各地の例会に直接出向いて説明していただき、その際に会員
の生の声を直に聞いて下さい。全国を回るには時間と手間がかかりますが、そのために地域担当
理事の皆様がいらっしゃるのではないでしょうか。言友会の一大転換となる決断に関わることで
す。まだまだ機運が十分ではない現状で拙速に決めるのではなく、意見集約を慎重に進め、ご審
議いただけますようお願い申し上げます。
 全言連では、JDDネット加盟を判断する前提として、「吃音と発達障害」というアンケートを昨年の
6〜8月に実施しました。
 流れとしては、全言連から各地言友会の代表者にアンケート用紙を送り、各地言友会の代表者から
会員に郵送するという感じ。
全言連→各地言友会の代表者→各地言友会の会員
 多くの言友会では月1回程度の機関誌を発行しているので、それに同封するという場合が多かった
と思います。
 あるいは、例会で配り、その場で回収するというスタイルのところもあったようです。
 そしてその結果は…
回収率15%弱。
 言友会の会員は全国で800人くらいと言われていますが、回答したのは116名だけでした。
まだ決断できる時期ではない。
 アンケートの結果については全言連のホームページに詳しく書いてあるのでそちらをご覧ください。
 ざっくり言うと、以下のような感じ。
 
・回答者は高齢者が多い。
・回答者の約7割が吃音が発達障害者支援法の対象であることを知っている。
・回答者の約8割が吃音は何らかの障害であると考えている。
・回答者の約8割が障害者手帳を必要としないか「分からない」としている。
・「吃音は発達障害という位置づけを広める」ことについては「賛成」・「反対」・「分からない」の回答

がちょうど3割ずつくらい。
・回答者の約6割が何らかの障害者団体に加盟することに賛成。
 ちなみに、「吃音が発達障害者支援法の対象であるということを受け入れられるか」という項目もあり
ましたが、この質問は(内容が曖昧で)「意味が分からない」というのが僕の印象でした(質問紙の信頼
性としてどうなんだろう…)。
 あ、ちなみに僕はちゃんと回答してますよ。116人の中の1人です。
 これらの結果も参考にはなりますが、あくまでも会員のうち(この問題に関心のある)2割弱の意見で
す。
 
まだ機運が十分ではないのではないか?

⾔友会(全⾔連)がJDDに加盟するの︖って話だが、まぁあれだ、
いくら興味無い・どーでもいいって思っていても無料だったア
ンケートくらい協⼒せーよ︕と。あんなん1分もかからないく
らい簡単な内容だったし、ポストに出すくらい誰でも出来る
べ。「そんなの興味ねーんだよ」と書いて出せばいい。
7:36 - 2017年7⽉20⽇ かつんこ
@katunko

 このアンケートは本当にすぐに書ける内容で、お手軽。
 それにも関わらず、回答率が15%だったというのは、よっぽど関心がない証拠です。
  まだ関心が高まっておらず、十分な意見集約が出来ていないならば、発議は見送ると言うのが常識的な判断でしょう。
 このまま「これ以上待っても事態が変わらないから発議して決めてしまえ」と考えるなら、それはプロセスに致命的な瑕疵があると言わざるを得ません。

率直に⾔えば、意識調査に対する無回答率が8割を超える現時
点でJDDネット加盟の発議をして可決されても重⼤な瑕疵が
あるため無効と考えるのがまともな感覚だと思う。また、仮に
否決になれば提案した執⾏部は何らかの責任を取ることになる
だろうけど、それだけの覚悟が果たしてあるのかな。
twitter.com/5u10guuto/stat…
14:13 - 2017年7⽉17⽇ Y
@ykitsuon

 関心を高めるには、JDDネット加盟を積極推進する全言連が、各地言友会の例会に出向き、説明するしかないのではないかと思います。
まこと@吃⾳ @5u10guuto 7⽉17⽇
JDD。資⾦はどこから出すのかとか、JDDに加⼊してる団体に⼊
ってどうだったかとかを聞くとか。そりゃJDDのことを結局よく
わかっていない⼈からしたら、今の状況を変えるべきだと思って
賛成するでしょ…。なんかね…。

正当なプロセスを経て決着させるならば、関⼼のない⼈8割以
上のアンケート無回答者に関⼼を持ってもらう努⼒が必要でし
ょうね。加盟に関する趣意書とアンケートに対する回答が全⾔
連から出されていますが、あの⻑⼤な⽂章を読む⼈は既に関⼼
のある⼈だけです。
14:05 - 2017年7⽉17⽇ Y
@ykitsuon

 いくら文書を出しても、「現時点で関心のある人」しか読みません。
 全言連の理事には、「地域選出」の方々がいます。
 ブロックとしては、「北海道・東北」、「関東」、「東海・北陸」、「関西」、「中四国」、「九州・沖縄」から各
1名ずつ、計6名。
  それくらいの重要案件であるという認識が必要であると思います。
 それでは、今日はこのあたりで。
横井秀明(言語聴覚士)
---
■ツイートを引用させていただいた方々へお礼申し上げます。




横井秀明言語聴覚士が7月にweb上へ掲載した文章を保存したもの

横井秀明言語聴覚士は2017年7月20日前後にNPO法人全国言友会連絡協議会(http://zengenren.org/)という
吃音者の当事者団体に公開要望書を送付したと情報をブログ上に自己開示しました。
公開要望書では全国言友会連絡協議会という団体がJDDネット(日本発達障害ネットワークhttps://jddnet.jp/)という団体に加盟するかどうかについて横井秀明言語聴覚士が自らインターネット上に公開要望書を公開した上で相手方にせまるという方法です。

以下、その際の内容を保存しておきましたのでみなさまご確認ください。
上から時系列で上中下という記事になっています。
7月時点で公開要望書を送付したというブログの文章はこのようになっていました。
しかし2017年9月中旬以降、ブログの内容が変化しています。
そちらもご覧ください。
内容が変化してしまった文章はコチラ
http://yokoihideaki.blogspot.jp/2017/09/9web.html




2017/7/18 ⾔友会歴20年の僕がJDDネット加盟の問題点を語るよ(上) : 吃⾳のある⾔語聴覚⼠ヨコイヒデアキのブログ http://kitsuon0529.blog.jp/archives/2892332.html


こんにちは。ヨコイです。
吃⾳のある⼈のセルフヘルプグループとして⽇本最⼤かつ最古の歴史を持つ「⾔友会」が、
JDDネットに加⼊することを検討しています。
今年11⽉の総会で、加盟の是⾮を発議する予定だそうです。
JDDネットって何︖
正式名称は「⽇本発達障害者ネットワーク」。
発達障害のある⼈の⽀援者や当事者のグループから構成されています。
⽇本発達障害ネットワークは、発達障害のある⽅々が社会⽣活を送る上で様々な困難を来すことがないよう、あるいは困難に直⾯した際に⽀援をするために活動しています。現在、当事者団体、職能団体、関連学会・研究会を中⼼に18の正会員団体と、当事者団体を中⼼とした43のエリア会員団体を有しており、単純に加盟団体の会員数を加えると15万名に達しています。
出典︓https://jddnet.jp/about-jddnet/
15万名…。
かなり⼤きな団体であることは間違いなさそうですね。
ただ、加盟団体の⼀覧に「⽇本⾔語聴覚⼠協会」の名前もあったりします。僕も正会員なので、この「15万⼈」の中に⼊れられているのかな︖



なぜ発達障害の⽀援団体に⼊るの︖
なぜ吃⾳のある⼈のセルフヘルプグループである⾔友会が、発達障害のある⼈の⽀援団体に
⼊ろうとしているのでしょうか︖
それは、「発達障害者⽀援法」という法律と、これに関する通知を解釈すると、吃⾳も対象
に⼊ると考えられるからです。
発達障害者⽀援法
第⼆条 この法律において「発達障害」とは、⾃閉症、アスペルガー症候群その他の広汎
性発達障害、学習障害、注意⽋陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその
症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるものをいう。

この条⽂を素直に読むと「⾃閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障
害、注意⽋陥多動性障害」など、「いわゆる発達障害」を持っている⼈を対象としているという感じですね。
しかし、後に「その他これに類する脳機能の障害」とあります。
ざっくりしすぎてんだろ。
そう思われた⼈は僕だけではないと思います。
きっちり決めないと現場が混乱する。
僕⾃⾝も、かつて役所みたいなところで働いていたので分かるのですが、公務員は基本的に法律に書いてある通りにしか動けません。
まあ、そりゃそうなんですが。
しかし、法律上に全て事細かに「ああせいこうせい」と書くわけにはいきませんよね。
だから、発達障害者⽀援法を運⽤する際、現場が混乱しないように「通知」を出しました。
17⽂科初第16号厚⽣労働省発障第0401008号
(「第2 法の概要(1)定義について」より抜粋)
これらの規定により想定される、法の対象となる障害は、脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもののうち、ICD-10(疾病及び関連保健問題の国際統計分類)における「⼼理的発達の障害(F80-F89)」及び「⼩児<児童>期及び⻘年期に通常
発症する⾏動及び情緒の障害(F90-F98)」に含まれる障害であること。



要するに、「ICD-10のココからココまでを対象とするよ」と⾔っているわけです。
ICD-10を出しているWHO(世界保健機関)に丸投げしたわけですね。
ICD-10を⾒てみよう︕
それでは、「⼩児<児童>期及び⻘年期に通常発症する⾏動及び情緒の障害(F90-F98)」を
⾒てみましょう。

F98 ⼩児<児童>期及び⻘年期に通常発症するその他の⾏動及び情緒の障害
F98.0 ⾮器質性遺尿(症)
F98.1 ⾮器質性遺糞(症)
F98.2 乳幼児期及び⼩児<児童>期の哺育障害
F98.3 乳幼児期及び⼩児<児童>期の異⾷(症)
F98.4 常同性運動障害
F98.5 吃⾳症
F98.6 早⼝<乱雑>⾔語症
F98.8 ⼩児<児童>期及び⻘年期に通常発症するその他の明⽰された⾏動及び情緒の障害
F98.9 ⼩児<児童>期及び⻘年期に通常発症する詳細不明の⾏動及び情緒の障害
出典︓http://www.dis.h.u-tokyo.ac.jp/byomei/icd10/F00-F99.html
⾒っけ。
興味のある⽅はリンクからたどって⾒て欲しいのですが、ICD-10はものすごく分厚いです。
その⽚隅の⽚隅に吃⾳が「ちょこん」と鎮座している。
Amazonでも買えます。
しかも、吃⾳の後に控えている3つの内2つが
F98.8 ⼩児<児童>期及び⻘年期に通常発症するその他の明⽰された⾏動及び情緒の障
F98.9 ⼩児<児童>期及び⻘年期に通常発症する詳細不明の⾏動及び情緒の障害
「その他」な感じが満載なので、吃⾳は「⼩児<児童>期及び⻘年期に通常発症する⾏動及び情緒の障害(F90-F98)」の最後にギリギリで⼊っているように⾒えます。
ちなみに、この分類を包括する上位分類の「第5章 精神及び⾏動の障害 (F00-F99)」の最
後に位置するのはF99は「詳細不明の精神障害」なので、F98が事実上、分類としては最後に位置していると⾔っていいんではないでしょうか。その最後に吃⾳がある。
滑り込みセーフ。
そんな感じでしょうか。
何が問題なのか︖
さて、タイトルで「問題点を語る」としていますが、既にかなり⻑くなってしまいました。
しかも、堅苦しい⽂章が続いたので、ちょっと疲れてしまいましたよね。
少なくとも、僕は疲れて来ました。
と⾔うわけで、上中下の3部構成として、次回以降で具体的な「問題点」について語っていきたいと思います



まあ、それに先⽴って「具体的な⾏動」をしないといけないんだけどね。
それでは、今⽇はこのあたりで。
横井秀明(⾔語聴覚⼠)



2017/7/22 ⾔友会歴20年の僕がJDDネット加盟の問題点を語るよ(中) : 吃⾳のある⾔語聴覚⼠ヨコイヒデアキのブログ http://kitsuon0529.blog.jp/archives/2970535.html

こんにちは。ヨコイです。
前回、こんな感じで宣⾔していたので
地元⾔友会での全⾔連のJDDネット加盟に関する例会に参
加。出席者が5〜6名ってあたりで関⼼度に察し。この現状を
ぶった斬って総会で加盟発議となると、可決されても否決され
てものちに禍根を残しそう。例会を担当した運営委員さんから
「ぜひ意⾒表明を」と⾔われたので、何か⽂書を出そうかな。
2017年Jul9⽇ 23:57 ヨコイ@吃⾳のある⾔語聴覚⼠
@yokoy0529

きのう「全⾔連のJDDネット加盟について慎重な審議を求める要望書」を提出しました。




どんな内容なの︖
出来るだけコンパクトにまとめたので、今回は前半部分について解説していきます。
平素より⾔友会のためにご尽⼒くださり、⼼より感謝申し上げます。 今回、今年度の総会で⽇本発達障害者ネットワーク(JDDネット)への加盟を発議することについて慎重な審議をお願いするための要望を以下の通り表明いたします。よろしくご査収ください。
まずは挨拶と趣旨の説明。
念のためですが 、この⽂書は「JDDネット加盟の発議に反対する」ではなくて「慎重な審議をお願いする」ための意⾒表明ですよ。誤解のないように。
続いて本題。
1.吃⾳をどう捉えるのか、⾒解を⽰して下さい。
発達障害と⾔った場合、⼀般的には⾃閉症スペクトラム障害、注意⽋陥多動性障害、学習障害と捉えられています。そのため、吃⾳に⾒られる⾮流暢な発話の背景には⾃閉症スペクトラム障害、注意⽋陥多動性障害、学習障害で⾒られるような内的・⼼理的問題が存在して
いると⾔う誤解を招き、吃⾳に関する啓発を推進するための妨げとなる可能性があります。
そのため、JDDネットに加盟することで、全⾔連が今後は「吃⾳は発達障害である」と⾔う⽴場を明確にし、それ以外の可能性を実質的に否定するならば、全⾔連として吃⾳をどのように定義するかについて⾒解を⽰した上で検討を進めて下さい。
この項⽬では、2つの懸念が反映されています。
啓発推進にとってマイナス。

⼀般的に、「発達障害」と⾔った場合、「⾃閉症スペクトラム障害、注意⽋陥多動性障害、
学習障害」が思い浮かぶのではないかと思います。

私『吃⾳が発達障害に含まれたみたいです…。チックやてんか
んもらしいですが…。詳しくは分かりませんが…。』
知⼈(特別⽀援学級に縁がある⽅)『えっ︖じゃ、吃⾳があっ
たらウイスクの検査するの︖』
私『…。ん〜、…分かりません。医者の診断受けたわけじゃな
いし…。』
説明できない。
2017年Jul19⽇ 23:06 kittuoh
@fly1fly2

この通り、専⾨知識のある(っぽい)⼈においても同様なようです。
ちなみに、ウィスク(WISC)とは、⼦どもの向け(〜16歳)の検査で、インテーク⾯
談やスクリーニング検査で知的障害や発達障害の「疑いあり」という印象が得られた場合に発
達の凸凹をチェックするために主に⾔語聴覚⼠や臨床⼼理⼠によって実施されます。
「吃⾳は発達障害」という認識が⼀般化するか、あるいは全⾔連がその⽴場から啓発活動を展開したら、どうしても受け取り⼿には「吃⾳が発達障害ってことは、⾃閉症スペクトラム障害や注意⽋陥多動性障害で⾒られるような特徴が、吃⾳のある⼈にも⾒られるのですか︖」と
いう疑問が⽣まれるでしょう(「⾃閉症スペクトラム障害」や「注意⽋陥多動性障害」という
専⾨⽤語は出てこないでしょうが)。
そうすると、連発・伸発・難発など吃⾳の⾔語症状(中核症状)や⼯夫(随伴運動、⾔い換えなど吃⾳を隠そうとする⾏為)・回避(話す場⾯そのものを避けようとする⾏為)が、「⾃閉症スペクトラム障害、注意⽋陥多動性障害、学習障害で⾒られるような内的・⼼理的問題」
に起因するものだという誤解を⽣む可能性があります。
単純化した話はあまりしたくないのですが、⾃閉症スペクトラム障害や注意⽋陥多動性障害で⾒られる内的・⼼理的問題とは、例えば以下のとおりです。
⾃閉症スペクトラム障害
対⼈関係・社会性やコミュニケーション能⼒に障害があり、物事に強いこだわりがあります。また感覚が異常に過敏(または鈍感)であったり、柔軟に思考することや変化に対処するのが難しいこともあります。
出典︓https://h-navi.jp/column/article/134 *太字・下線は筆者による
注意⽋陥多動性障害
「不注意・多動性・衝動性」といわれる、「落ち着きがない」「集中⼒がない」
などは誰にでもある⾏動のようにも⾒えますが、ADHDの場合には社会的な活動や学業、⽇常に⽀障をきたすほどの症状が⾒られます。
出典︓https://h-navi.jp/column/article/134 *太字・下線は筆者による。
「強いこだわり」があったり、「感覚が異常に過敏(鈍感)」だから吃るのでしょうか︖
「落ち着きがない」から、あるいは「集中⼒がない」から吃るのでしょうか︖


違います。
これらは、「緊張しているから吃る」、「早⼝だから吃る」と同レベルの誤解ですね。
「そうではない」ことは⾃明ですが、「そうではない」ことを簡潔に説明するのは、少なくとも専⾨職ではない⾔友会の会員にとって困難であることは間違いありません。
これでは、これまで地道に積み重ねてきた啓発の成果が毀損されるだけでなく、新たな活動の差し障りにもなりかねません。
2.⾃由な発⾔ができなくなる。
発達障害のある⼈の⽀援団体であるJDDネットに加盟すると⾔うことは、「吃⾳は発達障害である」という定義に対する全⾔連の⽀持表明に他なりません。
全⾔連の位置づけについては、全⾔連が会員に対して実施した「吃⾳と発達障害」のアンケートの結果に対する⾒解の中でこのように触れられています。
全⾔連は、連絡機関として各地⾔友会共通の課題に対応すること、 全国の会員以外の吃⾳のある⼈達への働き掛け、そして吃⾳のある⼈たちの⽣きやすい社会的な環境を作ることが役割であると考えます。
「連絡機関」の意味が判然としませんが、図の書き⽅を⾒るあたり、やはり全⾔連が各地⾔友会を代表しているという認識で間違いなさそうです。
そのため、全⾔連がJDDネットに加盟すれば、⾔友会は「吃⾳は発達障害」と考えており、それ以外の可能性(⾝体障害や障害ではないという捉え⽅)は団体として否定していると受け取られかねません。
全⾔連がJDDネットに加盟すれば、組織としての⾒解が確⽴される印象を与えます。
そうすると、会員が個々⼈が⾒解を表明する際の制限となる可能性があるのではないでしょうか。 

吃⾳って⾝体障害者にもなるし、発達障害でもあるらしいし、
かといって精神科や⽿⿐科にいったら追い返されるし、なんだ
この障害。
2017年Jul21⽇ 08:30 さっぱん @sappan_

吃⾳をどのように捉えるかは、個々⼈の⾃由だと思います。
少なくとも、誰かに強制されることがあってはならないでしょう。
全⾔連がJDDネットに加盟すれば、「⾔友会=吃⾳を発達障害と考える団体」という認識
が徐々に定着していくと思います。
そうなると、それに違和感を覚える⼈たちは、参加しなくなりますね。
僕は、これを懸念しています。

吃⾳関係の飲み会でよく、各々、⾃分の吃⾳論を展開する流れ
になるんですが、僕は結構好きです「俺はこう思う」「い
や、こうだ」と忌憚のない意⾒を交わすのは、お互いの刺激に
もなるし、論が深まるのでいいと思います
2017年Jul15⽇ 00:24 吃⾳グループ PGL名古屋
@allfree2142

「吃⾳とは何か」という探求は、吃⾳のある⼈のセルフヘルプの根幹に関わると思います。
これは、⾏政的にとか、医学的にどうかとは関係のない話であり、率直に⾔えば「答のない
問い」だと⾔えるでしょう。だからこそ、吃⾳と向き合う際に必要なのです。
やはり、しっかりとした意⾒集約が必要なんではないでしょうか。
その点については、次回の更新で解説していきますね。
それでは、今⽇はこのあたりで。
横井秀明(⾔語聴覚⼠)
---
■ツイートを引⽤させていただいた⽅々へお礼申し上げます。






2017/7/25 ⾔友会歴20年の僕がJDDネット加盟の問題点を語るよ(下) : 吃⾳のある⾔語聴覚⼠ヨコイヒデアキのブログ http://kitsuon0529.blog.jp/archives/2989932.html
こんにちは。ヨコイです。
前回、全⾔連の理事会に「全⾔連のJDDネット加盟について慎重な審議を求める要望書」
を提出したことを書きました。


前回、指摘した問題点は2つ。
ざっくりまとめると、こんな感じでした。
・全⾔連が「吃⾳は発達障害」という⽴場を明確にすると、「⾃閉症スペクトラム障害、注意⽋陥・多動性障害」など「いわゆる発達障害」に⾒られる特徴が、吃⾳のある⼈にも⾒られるという誤解が⽣まれ、啓発推進にとってマイナスになるのではないか︖
・ 全⾔連が「吃⾳は発達障害」という⽴場を明確にすると、「吃⾳は障害ではない」、
「吃⾳は⾝体障害だ」など「吃⾳の捉え⽅」についての事実上の⾔論統制となり、⾃由な発⾔ができなくなってしまうのではないか︖
詳しくは、 元記事をご覧ください。
関連記事
「⾔友会歴20年の僕がJDDネット加盟の問題点を語るよ(中)」
これらの懸念に対して、⼝だけではなく具体的な対策を打てなければならないと思います。
さて、今回は要望書の後半部分について解説していきます。
プロセスに正当性はあるのか︖
2.会員の⽣の声を聞いて下さい。
吃⾳と発達障害に関するアンケートの回収率が2割を切っていることを考えると、まだまだ会員の間で関⼼が⾼まっているとは⾔えません。そのため、全⾔連の皆さんが情熱を持ってJDDネットへの加盟を検討していることを、各地の例会に直接出向いて説明していただ


き、その際に会員の⽣の声を直に聞いて下さい。全国を回るには時間と⼿間がかかります
が、そのために地域担当理事の皆様がいらっしゃるのではないでしょうか。⾔友会の⼀⼤転換となる決断に関わることです。まだまだ機運が⼗分ではない現状で拙速に決めるのではなく、意⾒集約を慎重に進め、ご審議いただけますようお願い申し上げます。
全⾔連では、JDDネット加盟を判断する前提として、「吃⾳と発達障害」というアンケートを昨年の6〜8⽉に実施しました。
流れとしては、全⾔連から各地⾔友会の代表者にアンケート⽤紙を送り、各地⾔友会の代表者から会員に郵送するという感じ。
全⾔連→各地⾔友会の代表者→各地⾔友会の会員
多くの⾔友会では⽉1回程度の機関誌を発⾏しているので、それに同封するという場合が多かったと思います。
あるいは、例会で配り、その場で回収するというスタイルのところもあったようです。
そしてその結果は…
回収率15%弱。
⾔友会の会員は全国で800⼈くらいと⾔われていますが、回答したのは116名だけでした。
まだ決断できる時期ではない。
アンケートの結果については全⾔連のホームページに詳しく書いてあるのでそちらをご覧く
ださい。
ざっくり⾔うと、以下のような感じ。
・回答者は⾼齢者が多い。
・回答者の約7割が吃⾳が発達障害者⽀援法の対象であることを知っている。
・回答者の約8割が吃⾳は何らかの障害であると考えている。
・回答者の約8割が障害者⼿帳を必要としないか「分からない」としている。
・「吃⾳は発達障害という位置づけを広める」ことについては「賛成」・「反対」・「分からない」の回答がちょうど3割ずつくらい。
・回答者の約6割が何らかの障害者団体に加盟することに賛成。
ちなみに、「吃⾳が発達障害者⽀援法の対象であるということを受け⼊れられるか」という
項⽬もありましたが、この質問は(内容が曖昧で)「意味が分からない」というのが僕の印象でした(質問紙の信頼性としてどうなんだろう…)。
あ、ちなみに僕はちゃんと回答してますよ。116⼈の中の1⼈です。
これらの結果も参考にはなりますが、あくまでも会員のうち(この問題に関⼼のある)2割弱の意⾒です。
まだ機運が⼗分ではないのではないか︖




⾔友会(全⾔連)がJDDに加盟するの︖って話だが、まぁあれだ、
いくら興味無い・どーでもいいって思っていても無料だったア
ンケートくらい協⼒せーよ︕と。あんなん1分もかからないく
らい簡単な内容だったし、ポストに出すくらい誰でも出来る
べ。「そんなの興味ねーんだよ」と書いて出せばいい。
2017年Jul20⽇ 07:36
かつんこ
@katunko

このアンケートは本当にすぐに書ける内容で、お⼿軽。
それにも関わらず、回答率が15%だったというのは、よっぽど関⼼がない証拠です。
まだ関⼼が⾼まっておらず、⼗分な意⾒集約が出来ていないならば、発議は⾒送ると⾔うのが常識的な判断でしょう。
このまま「これ以上待っても事態が変わらないから発議して決めてしまえ」と考えるなら、それはプロセスに致命的な瑕疵があると⾔わざるを得ません。
率直に⾔えば、意識調査に対する無回答率が8割を超える現時
点でJDDネット加盟の発議をして可決されても重⼤な瑕疵が
あるため無効と考えるのがまともな感覚だと思う。また、仮に
否決になれば提案した執⾏部は何らかの責任を取ることになる
だろうけど、それだけの覚悟が果たしてあるのかな。
twitter.com/5u10guuto/stat…
2017年Jul17⽇ 14:13 ヨコイ@吃⾳のある⾔語聴覚⼠
@yokoy0529

関⼼を⾼めるには、JDDネット加盟を積極推進する全⾔連が、各地⾔友会の例会に出向
き、説明するしかないのではないかと思います。

まこと@吃⾳ @5u10guuto Jul17⽇
JDD。資⾦はどこから出すのかとか、JDDに加⼊してる団体に⼊
ってどうだったかとかを聞くとか。そりゃJDDのことを結局よく
わかっていない⼈からしたら、今の状況を変えるべきだと思って
賛成するでしょ…。なんかね…。
正当なプロセスを経て決着させるならば、関⼼のない⼈8割以
上のアンケート無回答者に関⼼を持ってもらう努⼒が必要でし
ょうね。加盟に関する趣意書とアンケートに対する回答が全⾔
連から出されていますが、あの⻑⼤な⽂章を読む⼈は既に関⼼
のある⼈だけです。

2017年Jul17⽇ 14:05 ヨコイ@吃⾳のある⾔語聴覚⼠
@yokoy0529
いくら⽂書を出しても、「現時点で関⼼のある⼈」しか読みません。
全⾔連の理事には、「地域選出」の⽅々がいます。
ブロックとしては、「北海道・東北」、「関東」、「東海・北陸」、「関⻄」、「中四国」、「九州・沖縄」から各1名ずつ、計6名。
それくらいの重要案件であるという認識が必要であると思います。
それでは、今⽇はこのあたりで。


■ツイートを引⽤させていただいた⽅々へお礼申し上げます。