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2018年9月29日土曜日

厚生労働行政、厚生労働省職員に疑義を呈す横井秀明言語聴覚士 「吃⾳=精神障害」というワードになぜこだわる?どんな価値観感情で精神障害(発達障害を含む)をみているの?

こんな記事が⼤っぴらに出てしまうくらいだから、「吃⾳=精神障害」という図式がこれから⼀般化、固定化していくのは避けられないだろうな。

上は横井秀明言語聴覚士がTwitterでつぶやいた投稿だ。
「吃音=精神障害」という言葉にとても敏感なことがわかる。
「こんな記事が大っぴらに出てしまうくらい」などという表現を平然としている点に注目である。記事を書いた記者さんにも、そこで講演をするために登壇した人に対しても失礼である。

関連記事 日本自閉症協会の掲示板では横井秀明言語聴覚士の発言に対して、差別だという指摘、悲しみ、悔しさを述べる人が出てきており波紋を広げている。ここでは横井秀明言語聴覚士が「発達障害児者は内的心理的問題を持った人であって。吃音児者はそれを持っていない」としている。
関連記事 発達障害児者には「内的・心理的問題」があるのか?厚生労働省も発達障害情報支援センターも、両方のホームページを検索してもそのような記述・情報はいっさい存在しない件
関連記事 吃音情報について誤情報を掲載したサイト「いしゃまち」を糾弾した横井秀明言語聴覚士 では内的・心理的問題発言はどうなるの? 



―――2016年10月22日に開催された国際吃音啓発イベントにて日詰正文氏が発達障害者支援法と吃音について解説したことを横井秀明言語聴覚士は快く思っていない様子

今回は「吃音」が「精神障害」だと思われることに横井秀明言語聴覚士の中で、不満、負のイメージ、マイナスな感情がうごめいていることがわかる。精神障害者児者、精神障害者保健福祉手帳(発達障害を含む)を利用する人、これらの当事者や家族に対して横井秀明言語聴覚士はなんらかの「気持ち、価値観、フィルター」を持っているようにこのつぶやきから理解できる。


2016年10月22日、国際吃音啓発の日に合わせて「東京言友会」と「千葉言友
会」が主催し、講師に日詰正文氏を招いた。厚生労働省職員である日詰正文氏(社会・援護局 障害保健福祉部障害福祉課地域移行・障害児支援室発達障害対策専門官)が述べたこと、厚生労働行政に対し疑義を呈す横井秀明言語聴覚士。そもそも言語聴覚士法、言語聴覚士資格は厚生労働省の分野ではなかったろうか……と思うのであるが。

―――国際吃音啓発の日のイベントについてはこのようにニュースになり報道されている

ハフィントンポストでも毎日新聞の記事においても吃音は発達障害に含まれていること。
WHOも吃音の分類をしており、日本政府はそれに準じていること。
周囲の理解を必要とする場合、精神障害者保健福祉手帳の3級がとれるのではないかとのこと。
吃音を理解している医師が少ないこと。ゆえに診断書がでてこないこと。
厚生労働省も吃音の周知を研修など通じて行っていきたいこと。
発達障害者支援法が改正されたことで「吃音の人への切れ目ない支援が可能になった」こと。
などが報道されている。

この吃音啓発イベントは吃音者の選択肢が増えていますよ。困っているなら社会保障制度を利用できます。でも、まだまだ医師が少ないので頑張る。改正された発達障害者支援法でも切れ目のない支援が利用できますよということが語られていることになるので。記事もイベントそのものは、吃音=精神障害だ!という論点ではないことが理解できる。しかし横井秀明言語聴覚士は、この吃音啓発イベントについて「吃音=精神障害」という図式が一般化するという見解になっているのである。あくまでも吃音のある人の選択肢がありますよ。厚生労働省はこう法律で対応していますよ。これからも周知を図っていきますよという内容なのである。

ちなみに発達障害者支援法は2005年春より施行されている。
吃音が発達障害者支援法に入ったのは最初からである。
ということは、つい最近、急に「吃音が発達障害」になったわけでもないことを付け加えておく。


・ハフィントンポストの記事
吃音症は発達障害に含まれており、精神障害者保健福祉手帳を通じて、行政の福祉サービスを利用できるとされている。しかし実際問題として、吃音で障害者手帳を取得しようと病院に行ったが、取得につながる診断書を書いてもらえなかったといった声もある。厚生労働省としてこれをどう捉えているのか、日詰専門官は次のように述べた。
▲都内のイベントで講演する日詰正文 厚生労働相・発達障害対策専門官
──吃音で障害者手帳は取得できるのか。
日詰氏:会社に勤めることはできるが、周囲の理解を必要とするのが精神障害の3級。ここ(同イベント)にきている皆さんは、おそらく3級に当てはまると思う。(中略)基準に当てはまれば手帳は取れる。しかし、吃音を理解できる医師が少ないため、基準に当てはまるかを判断できる診断書がでてこない。吃音の知識が医療関係者に行き届いていないという課題がある。厚生労働省としても、研修などを通じて医療関係者への吃音の周知を図っていきたい。(日詰氏)

・毎日新聞の記事
 日詰専門官は、国は世界保健機関(WHO)の国際疾病分類に準じ、吃音を
精神障害者手帳の交付対象となる発達障害に分類していると説明。「吃音は本
人の努力不足が原因ではない。(手帳取得は)支援が必要な当事者にとって重
要な後押しになる」と強調した。
 今年5月に発達障害者支援法が改正されたことで「吃音の人への切れ目ない
支援が可能になった」としながらも、支援の前提となる診断書を出せる専門医
が不足している点などを課題に挙げた。


―――横井秀明言語聴覚士が精神障害(発達障害を含む)、精神障害者保健福祉手帳について不勉強な部分を奈良市社会福祉協議会で働く吃音当事者でもある後藤文造氏が指摘

この横井秀明言語聴覚士がBlogに投稿した 「これからの⼿帳の話をしよう。(後編)」http://kitsuon0529.blog.jp/archives/3557469.html

ですが…。
どうも文章の書き方がTwitterでの書き込みトーンと異なります。
Twitterでは「吃音=精神障害」と言われることに何かの感情があることがわかる。
精神障害者児者、精神障害者保健福祉手帳(発達障害を含む)、これらの当事者や家族に対して横井秀明言語聴覚士はなんらかの「気持ち、価値観、フィルター」を持っているように見える。(読み手のみなさんはどちらが横井秀明言語聴覚士の本心だと思いますか?)

ブログではこのような記述もありました。

正直なところ、(日詰正文氏が)何を⾔っているのか分かりづらい回答ではあるのですが、要するに「原則としては精神障害者保健福祉⼿帳なんだけど、⾝体障害者⼿帳の可能性もある」ということなんでしょう。
原則として精神障害者保健福祉手帳を吃音児者が利用することになることを横井秀明言語聴覚士はブログ上において認識しているのです。しかしTwitterのトーンだと、「吃音=精神障害」ということに「こんな記事が⼤っぴらに出てしまうくらいだから」と語るのです。(読み手のみなさんは横井秀明言語聴覚士の本心はどちらなのか?迷ってしまいますよね。信頼できますか?もちろん精神障害児者・精神障害者保健福祉手帳を利用する全ての人への横井秀明言語聴覚士の『お気持ち、お心』も見えてきます)

例えば、もしも精神障害や精神障害者保健福祉手帳に対してマイナスなイメージ、それを利用している人への差別感情や吃音児者はその人達と異なるという考えが根底にあるならば恐ろしいことです。これは日本自閉症協会掲示板で話題になって書き込まれているように、「言われた指摘された当事者・家族・支援者・医療従事者から見たら憤ること間違いない」でしょう。言語聴覚士という医療従事者の中の一人であれば、精神障害、精神障害者保健福祉手帳に対するマイナスなイメージや一緒にされたくないという「価値観、認識、フィルター」をもつようになってしまった、自分自身の中にあるモノサシを考えることも必要ですし、権利擁護、理解啓発のために行動を起こすべきなのです。けっして、吃音が精神障害と思われた嫌、精神障害者保健福祉手帳だと嫌、●●障害と一緒にしないで!という考えはもってほしくないと思いますが―。仮に不利益や負の面、負のイメージがあるなら、一緒にされたくないと逃げるのでは距離を置くのではなく、社会や制度を変えるように手を取り合い、困っている人たちが大同団結をして世の中を変えていこうというならばよいのですが―。そうではないように感じます。


―――しかし一転してブログでは丁寧な解説に力を入れていたようであるが。
コメント欄で本心を見抜かれてしまったようだ。

コメント
後藤⽂造 2017年08⽉31⽇ 22:15
正式名称は「精神障害者保健福祉⼿帳」です。
「保健」が⼊る意味を少し深めるべきかと。
また、⼿帳を保持せすとも、⾃⽴⽀援医療や給付が受けられるという要素もあります。
⾊んな視点での議論が必要ですね。

―――そもそも横井秀明言語聴覚士は精神障害者保健福祉手帳=精神障害という誤情報を掲載している件

関連記事
吃音情報について誤情報を掲載したサイト「いしゃまち」を糾弾した横井秀明言語聴覚士 では内的・心理的問題発言はどうなるの?

発達障害について理解のある医療従事者や社会福祉士、精神保健福祉士、教員、研究者、支援者など。また当事者家族のみなさんならわかりますよね。

精神障害者保健福祉⼿帳=精神障害。

という横井秀明言語聴覚士の誤った情報です。
精神障害(発達障害を含む)というように【障害者総合支援法障害者基本法】に明記されています。
横井秀明言語聴覚士は「精神障害者保健福祉手帳=精神障害」だと考えていることになります。イメージがとても強く染み付いているのだろうと思います。

なるほど。
これがTwitterの発言「吃音=精神障害」という考えに到達しているのかも?と考えることができます。横井秀明言語聴覚士が精神障害(発達障害を含む)を知らないことがこのブログ記事により理解できます。その後ブログ中盤で吃音は発達障害ということで精神障害者保健福祉手帳を取得できるという記述が突然出てきますが、そもそも出だし部分で間違えていることになります。

障害者基本法
(昭和四十五年五月二十一日法律第八十四号)
最終改正:平成二五年六月二六日法律第六五号

(定義)
第二条  この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
一  障害者 身体障害、知的障害、精神障害(発達障害を含む。)その他の心身の機能の障害(以下「障害」と総称する。)がある者であつて、障害及び社会的障壁により継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける状態にあるものをいう。
二  社会的障壁 障害がある者にとつて日常生活又は社会生活を営む上で障壁となるような社会における事物、制度、慣行、観念その他一切のものをいう。
「これからの⼿帳の話をしよう。(前編)」
気になるのは「吃⾳の場合はどうなのか︖」ということですよね。
吃⾳ってどんな障害︖
前回、障害者⼿帳には3つの種類があると話しました。
⾝体障害者⼿帳・療育⼿帳・精神障害者保健福祉⼿帳ですね。
それぞれ、⾝体障害・知的障害・精神障害に対応しています。
⾝体障害者⼿帳=⾝体障害。
療育⼿帳=知的障害。
精神障害者保健福祉⼿帳=精神障害。

※しかし精神障害(発達障害を含む)という以前はまだ発達障害の定義があいまいだった時代もある。厚生労働省の資料によると このような議論があり、2010年12月の法律改正により、発達障害者が当時の障害者自立支援法における障害者の範囲に含まれることが明確に規定された経緯もある。
○ 発達障害については、発達障害者支援法によって定義されている一方、障害者自立支援法上の位置づけが明確にされておらず、障害者自立支援法上のサービスをより受けやすくするためには、法律上の位置づけを明確にすべきという声がある。←2010年12月につながる



―――横井秀明言語聴覚士がBlogに投稿した 「これからの⼿帳の話をしよう。(後編)」
吃⾳
こんにちは。ヨコイです。
前回は、障害者⼿帳の基本的な仕組みについて説明しました。
関連記事
「これからの⼿帳の話をしよう。(前編)」
気になるのは「吃⾳の場合はどうなのか︖」ということですよね。
吃⾳ってどんな障害︖
前回、障害者⼿帳には3つの種類があると話しました。
⾝体障害者⼿帳・療育⼿帳・精神障害者保健福祉⼿帳ですね。
それぞれ、⾝体障害・知的障害・精神障害に対応しています。
⾝体障害者⼿帳=⾝体障害。
療育⼿帳=知的障害。
精神障害者保健福祉⼿帳=精神障害。
では、吃⾳は果たしてどれに該当するのでしょうか︖
吃⾳の国際的な診断基準における位置づけは、以前にも書きましたね。
吃⾳ってどんな障害︖
前回、障害者⼿帳には3つの種類があると話しました。
⾝体障害者⼿帳・療育⼿帳・精神障害者保健福祉⼿帳ですね。
それぞれ、⾝体障害・知的障害・精神障害に対応しています。
⾝体障害者⼿帳=⾝体障害。
療育⼿帳=知的障害。
精神障害者保健福祉⼿帳=精神障害。
では、吃⾳は果たしてどれに該当するのでしょうか︖
吃⾳の国際的な診断基準における位置づけは、以前にも書きましたね。
関連記事
「⾔友会歴20年の僕がJDDネット加盟の問題点を語るよ(上)」

ICD10で、吃⾳は「⼩児<児童>期及び⻘年期に通常発症するその他の⾏動及び情緒の障害」
(F98)に分類されていました。
理解しやすいように病態の部分だけを抜き出すと、「⾏動及び情緒の障害」。
これでも何だかよく分かりませんね。
では、「FXX」を包括する上位カテゴリのタイトルを⾒てみると…
「第5章 精神及び⾏動の障害 (F00-F99)」
これを⾒る限り、「吃⾳は精神障害」という感じになりそうです。
では、吃⾳では精神障害者保健福祉⼿帳しか取得できないの︖
実際のところ、全⾔連が厚⽣労働省の担当者を招いて開催した講演会では、以下のような発⾔がありました。
Q 吃⾳で精神障害だけでなくて⾝体障害の⼿帳を取ってらっしゃる⽅の話しを
聞いているんですが、この前も仙台の判決があって、吃⾳が精神障害であるのか
⾝体障害であるのかの議論について、専⾨家の⽅はどう評価しているのか。
A その辺は⾏政としてはっきりしていまして、あの、吃⾳症という診断がでて
くれば精神障害です。
出典︓「吃⾳と発達障害者⽀援施策」講演録(全⾔連のホームページより)
*個⼈名は省いて抜粋。

どうも、「役所は吃⾳を精神障害と⾒ていますよ」ということらしいですね。
確認しておくと、ICD10は「医学的な定義」の⼀覧ですが、障害者⼿帳は「⾏政上の判断」に拠ります。
そして、発達障害者⽀援法が「この法律は、ICD10のF80-89とF90-98を対象とする」と通知で定めているように、⾏政は医学を参考にして制度を作っていることが多いように思います。
これまでの話を整理しましょう。
1.発達障害者⽀援法は「ICD10のF80-89とF90-98」を対象としている。
2.と⾔うことは、F98.5である吃⾳は、わが国の⾏政上の定義では発達障害に含まれる。
3.発達障害の場合、精神障害者保健福祉⼿帳が取得できる。*
4.そのため、吃⾳のある⼈は精神障害者保健福祉⼿帳を取得できる。
*発達障害のある⼈のための専⽤の⼿帳は、現在のところ存在しません(発達障害は精神障害の⼀部というような位置づけ)。
では、吃⾳の場合は精神障害者保健福祉⼿帳しかありえないということなんでしょうか︖

だがちょっと待って欲しい。
どうも、それほど単純ではないようです。
仙台での裁判。
先ほどの講演録の引⽤でも、質問者の発⾔の中で「仙台の判決」という話が出てきました。吃⾳(きつおん)を理由とする⾝体障害者⼿帳の交付申請を仙台市に却下された
同市の無職、桜⽥俊介さん(47)が市を相⼿に却下決定の取り消しを求めた訴
訟の判決で、仙台地裁(⾼取真理⼦裁判⻑)は8⽇、請求を棄却した。
判決は、桜⽥さんの吃⾳の程度は交付対象にはならないと判断したが、原告側弁
護⼠は「判決は吃⾳者でも⼿帳の交付を受けられる余地があると事実上認めてお
り、画期的だ」と評価した。
市側は「国は吃⾳を精神障害に分類される発達障害に当たるとしているので、⾝
体障害者⼿帳の交付対象にならない」と主張したが、判決は「個別具体的な障害
の程度」に基づいて判断すべきだと指摘。その上で桜⽥さんは訴訟の本⼈尋問な
どで意思疎通ができているとして交付対象とならないとした。
出典︓毎⽇新聞 2016年 8⽉ 9⽇ 東京朝刊

⼀昨年、仙台に住んでいる吃⾳のある⼈が、⾝体障害者としての⼿帳取得の申請が却下されたことに対して裁判を起こしました。
結果は棄却となりましたが、判決では「症状によっては⾝体障害としても認定されうる」 と書かれているため、単純に「吃⾳=精神障害者保健福祉⼿帳」というわけではなさそうです。
実際、先ほど引⽤した厚⽣労働省の担当者の⽅も、質問に対する回答では以下のように続けています。

正直なところ、何を⾔っているのか分かりづらい回答ではあるのですが、要するに「原則としては精神障害者保健福祉⼿帳なんだけど、⾝体障害者⼿帳の可能性もある」ということなんでしょう。
さて。


このテーマは前回と続けての⼆部構成にする予定だったんですが、またしても⻑くなってしまいました…。ちょっとだけ延⻑戦。
次回の更新で、吃⾳のある⼈が⼿帳を取得する場合の「実際」について話したいと思いま
す。それでは、今⽇はこのあたりで。
横井秀明(⾔語聴覚⼠)
-----
追記︓コメントにてご指摘いただき、「精神障害者福祉⼿帳」と書いていたところを「精神障
害者保健福祉⼿帳」に訂正しました。(2017/08/31)

コメント
後藤⽂造 2017年08⽉31⽇ 22:15
正式名称は「精神障害者保健福祉⼿帳」です。
「保健」が⼊る意味を少し深めるべきかと。
また、⼿帳を保持せすとも、⾃⽴⽀援医療や給付が受けられるという要素もあります。
⾊んな視点での議論が必要ですね。
ヨコイ 2017年08⽉31⽇ 22:22
後藤さん、コメントありがとうございます︕
不⾜部分を修正しておきました。ご指摘助かりました。


―――以下、本投稿を読むにあたり必要な関連記事

これは横井秀明氏がTwitterに投稿した内容だ。
こんな記事が⼤っぴらに出てしまうくらいだから、「吃⾳=精神障害」という図式がこれから⼀般化、固定化していくのは避けられないだろうな。現状に迎合するのか、リアルな感覚を主張するのか。当事者団体においては指導層の気概次第だと思う。


横井秀明言語聴覚士が言及しているリンク先はコチラ ハフィントンポスト
BLOG 小口貴宏 エディター
吃音(きつおん)は身体障害?精神障害? ──厚労省の専門官が回答
吃音(きつおん)で障害者手帳は取得できるのか──10月22日の国際吃音啓発デーに合わせて都内で開催されたイベントで、厚生労働省の日詰正文氏(発達障害対策専門官)が当事者の疑問に答えた。
月9ドラマ「ラヴソング」でも取り上げられた吃音は、言葉をスムーズに話すことが出来ない障害だ。話すときにつかえたり、言葉の最初の発声に詰まったりする。「あ行が言いにくい」「母音が苦手」など症状の種類や重さはさまざま。成人の1%に見られるというから、決して珍しい障害ではない。
吃音症は発達障害に含まれており、精神障害者保健福祉手帳を通じて、行政の福祉サービスを利用できるとされている。しかし実際問題として、吃音で障害者手帳を取得しようと病院に行ったが、取得につながる診断書を書いてもらえなかったといった声もある。厚生労働省としてこれをどう捉えているのか、日詰専門官は次のように述べた。
▲都内のイベントで講演する日詰正文 厚生労働相・発達障害対策専門官
──吃音で障害者手帳は取得できるのか。
日詰氏:会社に勤めることはできるが、周囲の理解を必要とするのが精神障害の3級。ここ(同イベント)にきている皆さんは、おそらく3級に当てはまると思う。(中略)基準に当てはまれば手帳は取れる。しかし、吃音を理解できる医師が少ないため、基準に当てはまるかを判断できる診断書がでてこない。吃音の知識が医療関係者に行き届いていないという課題がある。厚生労働省としても、研修などを通じて医療関係者への吃音の周知を図っていきたい。(日詰氏)
──仙台では精神ではなく身体での障害認定を求める訴訟もあったが、厚労省はどう捉えているか。
日詰氏:そこは行政なので明確にしている。吃音症という診断名であれば間違いなく精神障害ということになる。身体障害であれば、言語発達に関連した、吃音とは別の診断名がつく。これは吃音に限らず、たとえば自閉症でも、精神障害ではなく知的障害をメインにして療育手帳を申請する例もある。自身が両方の特徴をもっていれば、どちらのルートで交付を受けたいか、本人が選ぶことができる。(日詰氏)

2016年10月22日の国際吃音啓発の日イベントそのものを紹介した記事(毎日新聞から
国際吃音啓発の日
支援考えるイベント 現状など学ぶ
 言葉の出にくい吃音(きつおん)を抱える
人の支援について考えようと、「国際吃音啓
発の日」の22日、東京都北区の赤羽北区民
センターで講演会が開かれ、参加した約40
人が公的支援の現状などを学んだ。
 自助グループ「東京言友会」と「千葉言友
会」が主催し、講師に厚生労働省の日詰正文・発達障害対策専門官を招いた。
 日詰専門官は、国は世界保健機関(WHO)の国際疾病分類に準じ、吃音を
精神障害者手帳の交付対象となる発達障害に分類していると説明。「吃音は本
人の努力不足が原因ではない。(手帳取得は)支援が必要な当事者にとって重
要な後押しになる」と強調した。
 今年5月に発達障害者支援法が改正されたことで「吃音の人への切れ目ない
支援が可能になった」としながらも、支援の前提となる診断書を出せる専門医
が不足している点などを課題に挙げた。
 啓発の日は、当事者の国際組織「国際吃音者連盟」などが1998年に定め
た。【遠藤大志】


2017年9月29日金曜日

発達障害ごとの困り事は「特性・特徴」であり 内的・⼼理的問題があるわけではない

横井秀明言語聴覚士がインターネット上に公開した公開要望書において吃音以外の発達障害児者に対してこのような発言ありました。

日本自閉症協会の掲示板でも横井秀明言語聴覚士の発言を見て差別されたと、悲しさを訴える書き込みがあります。
https://yokoihideaki.blogspot.jp/2017/09/blog-post_25.html

横井秀明言語聴覚士がブログで発言した内容(1.吃⾳をどう捉えるのか、⾒解を⽰して下さい。の部分)
1.吃⾳をどう捉えるのか、⾒解を⽰して下さい。
発達障害と⾔った場合、⼀般的には⾃閉症スペクトラム障害、注意⽋陥多動性障害、学習障害と捉えられています。そのため、吃⾳に⾒られる⾮流暢な発話の背景には⾃閉症スペクトラム障害、注意⽋陥多動性障害、学習障害で⾒られるような内的・⼼理的問題が存在していると⾔う誤解を招き、吃⾳に関する啓発を推進するための妨げとなる可能性があります。そのため、JDDネットに加盟することで、全⾔連が今後は「吃⾳は発達障害である」と⾔う⽴場を明確にし、それ以外の可能性を実質的に否定するならば、全⾔連として吃⾳をどのように定義するかについて⾒解を⽰した上で検討を進めて下さい。
この項⽬では、2つの懸念が反映されています。
啓発推進にとってマイナス。



発達障害児者は「内的心理的問題」を持っているのでしょうか?
これは完全に間違っています。
発達障害児者は「内的心理的問題」を持っていません。
吃音児者が「内的心理的問題を持っているように誤解を招き」という発言がなぜできるのか?疑問です。


さて、吃音も含めて発達障害児者をどう説明するか?
例えば政府広報オンラインの「発達障害ってなんだろう」では「特性・特徴」という言葉で説明があります。
http://www.gov-online.go.jp/featured/201104/contents/hairyo.html

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発達障害って、なんだろう?
配慮する ~一人一人の特性を理解しよう~
発達障害があるといっても、障害の種類や程度によっても違いますし、年齢や性格などによっても、一人一人、現れ方は違います。生活の中で困難なこと、苦手なことも一人一人違います。そのため、一人一人の特徴に応じて配慮したり、支援したりしていくことが重要です。ここでは、家族や学校、職場など身近な場所で、発達障害のある人と接する方はもちろん、それ以外の方にも、発達障害がある人に対して配慮していただきたい、基本的なポイントをいくつかご紹介します。



国立障害者リハビリテーションセンター内の発達障害情報支援センターではトップページの「発達障害を理解する」という部分でこのように書かれています。
発達障害を理解する
発達障害の特性やよくある誤解など、みなさんにわかってほしいことをまとめました。 記事を読む


⾃閉症スペクトラム障害、注意⽋陥多動性障害、学習障害、チック・トゥレット症候群、吃音、「特性・特徴」は色々ありますよという説明が内閣府政府広報オンラインや発達障害情報支援センターでは書かれているのです。「内的・心理的問題」とはどこにも書いていないことがわかりますね。


横井秀明言語聴覚士によると⾃閉症スペクトラム障害、注意⽋陥多動性障害、学習障害は内的心理的問題を持っている。だが、吃音児者はそれを持っていないといいます。しかも啓発推進にマイナスだとか。これは日本自閉症協会の会員、地方自閉症協会の会員も、それ以外の発達障害児者団体などの会員も激怒するでしょうね。不快な気持ち、悲しい気持ち、差別されたという気持ち、心が傷ついたでしょう。

―――厚生労働省、国立障害者リハビリテーションセンターの発達障害情報・支援センターのホームページを検索しても発達障害児者が「内的・心理的問題を持っている」という情報や記述は一切出てこない

国立障害者リハビリテーションセンターにある発達障害情報・支援センターのホームページ内を「内的・心理的問題」とキーワード検索をしてもヒットしません。
当たり前ですよね。そんなモノは存在しないのですから。

厚生労働省のホームページでも「内的・心理的問題」、「内的・心理的問題 発達障害」と検索をしても、まったくそのような情報は出てきません。






法務省の人権擁護局のホームページでも紹介されている。平成27年度 人権啓発資料法務大臣表彰優秀賞「発達障がいハンドブック」(鳥取県制作)
http://www.pref.tottori.lg.jp/secure/873682/allhandbook.pdf

こちらでも発達障害が「内的・心理的問題」という記述はありません。
確認できるのは「特性」という文字のみです。

2017年9月25日月曜日

横井秀明言語聴覚士によるとJDDネットは破綻寸前だという なぜ日本言語聴覚士協会に脱退を促さないの?

横井秀明言語聴覚士(NPO法人きつおんサポートネットワーク代表理事)によると。
一般社団法人 日本発達障害ネットワーク JDDnet(JDDネット)は破綻寸前だという。
https://jddnet.jp/

JDDネットの財務状態を分析してみたら、
かなりヤバイことが分かった。過去5年間で
現預⾦で半減以上の約8百万円が流出。これ
で収⼊全体の6割を占める⽇本財団からの補
助⾦がなくなる(17年に半減、18年度に
さらに半減、19年度で打ち切り)となる
と、もう破綻⼨前じゃないか。
17:56 - 2017年8⽉30⽇

全⾔連の理事会には、簿記・会計に詳しい⼈もいるはず。この現状を承知の上
で、それでも加盟を推進するつもりなんだろうか。しかも、15年度から⼊会⾦はゼロで、14年度から受取会費は減少している。つまり、ここ最近は新規⼊会はなく、脱退する団体が続出しているってことだ。


https://twitter.com/ykitsuon
※上のツイートについては「Y@吃⾳(きつおん)のある⾔語聴覚⼠」となっているが。
ちょくちょく名前を変更してしまうようだ。このアカウントがヨコイヒデアキ氏のブログを紹介している。




―――JDDネットが破綻寸前なら、日本言語聴覚士協会にも脱退を促すべきでは?
どうして全国言友会連絡協議会だけに「こだわる」の?

横井秀明言語聴覚士はJDDネットの財務状況を分析したという。
かなりヤバイことが分かったらしい。
新規入会はなく脱退が続出だという。
日本財団からの補助金がなくなるのだという。

横井秀明言語聴覚士はNPO法人全国言友会連絡協議会がJDDネットに加盟することを心配するならば。

一般社団法人日本言語聴覚士協会にもJDDネット脱退を諫言すべきではないのか?

という素朴な疑問がわいてくる。

2017年時点、JDDネットには正会員として「一般社団法人 日本言語聴覚士協会」が加盟している。東江 浩美氏(一般社団法人日本言語聴覚士協会 理事)がJDDネットの理事にもなっている。

https://jddnet.jp/about-jddnet/%E4%BC%9A%E5%93%A1%E5%9B%A3%E4%BD%93%E4%B8%80%E8%A6%A7/

ということは横井秀明言語聴覚士によるとJDDネットは破綻寸前であるのだから、日本言語聴覚士協会にもJDDネットからの脱退を促すべきなのである。しかし横井秀明言語聴覚士にはなんらかの横井秀明ルール・こだわりが存在し、全国言友会連絡協議会がJDDネットに参加することには疑義を呈す。

しかし日本言語聴覚士協会はすでにJDDネット正会員であるのだが日本言語聴覚士協会宛にJDDネットから脱退せよという行動を横井秀明言語聴覚士は起こさないのである。そちらについては一切指摘しないという状況になっている。とても不思議である。何か不都合なことがあるのだろうか??全国言友会連絡協議会に詰め寄るように日本言語聴覚士協会にも詰め寄るよるべきなのであるが…。



日本言語聴覚士協会には倫理綱領はあるの?横井秀明言語聴覚士の公開要望書のことはどう対応するのだろう?

一般社団法人日本言語聴覚士協会のホームページを見ています。
https://www.jaslht.or.jp/

この団体は一般社団法人日本発達障害ネットワーク(JDDネット https://jddnet.jp/about-jddnet/%E4%BC%9A%E5%93%A1%E5%9B%A3%E4%BD%93%E4%B8%80%E8%A6%A7/)にも2017年現在、正会員として加盟しており、発達障害、発達障害児者にも理解ある団体だと思われます。また言語聴覚士の中には「吃音を持った言語聴覚士」が存在するように。「発達障害を持った言語聴覚士」も存在します。

※JDDネットには日本言語聴覚士協会以外にもこれらの団体が参加しています。2017年現在
正会員
NPO法人 アスペ・エルデの会
NPO法人 えじそんくらぶ
NPO法人 全国LD親の会
一般社団法人 日本自閉症協会
一般社団法人 日本LD学会
一般社団法人 日本臨床心理士会
日本自閉症スペクトラム学会
一般社団法人 日本作業療法士協会
日本感覚統合学会
一般社団法人 臨床発達心理士認定運営機構 日本臨床発達心理士会
一般社団法人 日本言語聴覚士協会
NPO法人 日本トゥレット協会
一般財団法人 特別支援教育士資格認定協会
NPO法人 つみきの会
公益社団法人 日本精神保健福祉士協会
一般社団法人 学校心理士認定運営機構 日本学校心理士会
TEACCHプログラム研究会
特定非営利活動法人 星槎教育研究所
一般社団法人 こども家族早期発達支援学会 
サポート団体会員
社会福祉法人 NHK厚生文化事業団
公益財団法人明治安田こころの健康財団
特定非営利活動法人わくわくネットいわき
家庭教師のコーチング1
ハッピーテラス株式会社
【エリア会員】
NPO法人 おひさまクラブ
所沢・発達障害児者を支援する会「よつばくらぶ」
狭山フレンズ
NPO法人 リソースセンターone
NPO発達障害の会 神奈川オアシス
NPO法人 あではで神奈川
NPO法人 ハーモニー
NPO法人 フトゥーロ LD発達相談センターかながわ
NPO法人 四日市・子ども発達支援センター
滋賀LD教育研究会
ONLY ONEの会
NPO法人 エルマーの会
社会福祉法人 来島会
NPO法人 自閉症くらし応援舎TOUCH
北海道高機能広汎性発達障害児者親の会「ドンマイの会」
奈良県高機能自閉症児・者の会「アスカ」
認定NPO法人ノンラベル
NPO法人 I am OKの会
ダンボクラブ(愛媛県高機能自閉症・アスペルガー症候群親の会)
北海道発達障害者支援センター あおいそら
NPO法人 アスペの会石川
NPO法人 シンフォニーネット
認定NPO法人みやぎ発達障害サポートネット
発達支援ひろがりネット
アルクラブ
IJの会(板橋区発達障害児者親の会)
NPO法人 ピュアコスモ
シエルの会
発達障害児・者及び家族支援の会シーズ
一般社団法人 発達・精神サポートネットワーク Necco
NPO法人 あっと オーティズム
一般社団法人 ぶれいん・ゆに~くす
アスペルガー基地 みらい
NPO法人 発達障害支援ネット「YELL」
特定非営利活動法人 繭
特定非営利活動法人 ことばを育てる親の会北海道協議会
自閉症スペクトラム児・者を支援する親の会 オアシス
特定非営利活動法人 エッジ 
エリアネットワーク 
JDDnet滋賀
JDDnet大阪
日本発達障害ネットワーク福井
JDDnetいわて
JDDnetながの
JDDnetかごしま
JDDnet北海道
JDDnet愛媛
JDDnet埼玉 

さて、横井秀明言語聴覚士が全国言友会連絡協議会宛に送付した公開要望書において発達障害児者は「内的・心理的問題」を持った人と発言しています。

これらについて、一般社団法人日本自閉症協会の掲示板にて、横井秀明言語聴覚士の発言は差別ではないか?日本言語聴覚士協会は横井秀明言語聴覚士の発言を認識しているのかどうか心配する声が投稿されていました。

https://yokoihideaki.blogspot.jp/2017/09/blog-post_25.html


―――日本言語聴覚士協会の倫理綱領を読んでみよう
https://www.jaslht.or.jp/teikan.html

序文
言語聴覚士は、自らの責任を自覚し、人類愛の精神のもと、全ての人々に奉仕する。
倫理規定
1. 言語聴覚士に関する倫理
① 言語聴覚士は、関係する分野の知識と技術の習得に常に努めるとともに、その進歩・発展に尽くす。
② 言語聴覚士は、この職業の専門性と責任を自覚し、教養を深め、人格を高めるよう心掛ける。
③ 言語聴覚士は、職務を実践するにあたって、営利を目的とせず、何よりも訓練・指導・援助等を受ける。人々の有益性を第一に優先する。
2. 訓練・指導・援助を受ける人々に関する倫理
④ 言語聴覚士は、訓練・指導・援助を受ける人々の人格を尊重し、真摯な態度で接するとともに、訓練・指導・援助等の内容について、適切に説明し、信頼が得られるよう努める。  
3. 同職種間・関連職種間の関係性に関する倫理
⑤ 言語聴覚士は、互いに尊敬の念を抱き、関連職種関係者と協力し、自らの責務を果たすとともに、 後進の育成に尽くす。
4. 言語聴覚士と社会との関係に関する倫理
⑥ 言語聴覚士は、言語聴覚士法に定める職務の実践を通して、社会の発展に尽くすとともに、法規範の遵守及び法秩序の構築に努める。
平成24年3月4日制定

―――倫理綱領を読むと
日本言語聴覚士協会の倫理綱領を読むと、人権や差別、障害種別差別について具体的なことは書かれていません。あくまで言語聴覚士として職務を遂行するための倫理綱領という形式になっています。

人格を高めるとか。
クライエントの人格を尊重するとか。
言語聴覚士法に定める職務の実践を通して、社会の発展に尽くすとともに、法規範の遵守及び法秩序の構築に努める。

という内容になっています。

おそらく、社会福祉士や精神保健福祉士のように、今そこにいるクライエントの希望に沿うことが大切だということでしょう。ただ、そこに言語聴覚士一個人の主義主張が入るようなことはNGだと思います。

法規範と法秩序。この部分は重要でしょう。
言語聴覚士法、発達障害者支援法、障害者基本法、障害者差別解消法、精神保健福祉法、障害者の権利に関する条約などなど、あらゆる日本国内法、国際条約などを言語聴覚士は守ることになっています。もちろん人権を守ること、権利擁護についても含まれているでしょう。

となると発達障害児者、発達障害は「内的心理的問題を抱えた人」であって「吃音がそう思われたら困る」というような主義主張、論調はしてはいけないと思いますが…。

―――日本言語聴覚士協会が横井秀明言語聴覚士についてどう思うのか見解をだしてくれれば

今後、日本発達障害ネットワークにも加盟する、日本言語聴覚士協会が横井秀明言語聴覚士の公開要望書についてどのように受け止め、考えているのか?
見解を示し、処分などの結果がでて、ホームページ上で公開されることを心より願っています。

日本自閉症協会の掲示板で横井秀明言語聴覚士の発言が差別ではないか?と指摘される

一般社団法人日本自閉症協会という団体をご存知でしょうか?
日本自閉症協会はJDDネットにも正会員として加盟している大きな当事者団体です。
http://www.autism.or.jp/

こちらの団体が運営する掲示板にて、横井秀明言語聴覚士が全国言友会連絡協議会宛に送付した公開要望書発言について疑問に思う人がおり話題になっていました。(内容は記事終盤に紹介)

横井秀明言語聴覚士がブログで発言した内容(1.吃⾳をどう捉えるのか、⾒解を⽰して下さい。の部分)
1.吃⾳をどう捉えるのか、⾒解を⽰して下さい。
発達障害と⾔った場合、⼀般的には⾃閉症スペクトラム障害、注意⽋陥多動性障害、学習障害と捉えられています。そのため、吃⾳に⾒られる⾮流暢な発話の背景には⾃閉症スペクトラム障害、注意⽋陥多動性障害、学習障害で⾒られるような内的・⼼理的問題が存在していると⾔う誤解を招き、吃⾳に関する啓発を推進するための妨げとなる可能性があります。そのため、JDDネットに加盟することで、全⾔連が今後は「吃⾳は発達障害である」と⾔う⽴場を明確にし、それ以外の可能性を実質的に否定するならば、全⾔連として吃⾳をどのように定義するかについて⾒解を⽰した上で検討を進めて下さい。
この項⽬では、2つの懸念が反映されています。
啓発推進にとってマイナス。

http://yokoihideaki.blogspot.jp/2017/09/7web.html

一般社団法人日本自閉症協会の掲示板にはこのような悲しみ、悔しさ、差別されたいう書き込みが記録されています。


横井秀明言語聴覚士は発達障害の定義を誤っているのではないかと思う人。


言語聴覚士は自閉症の人にもたくさん関わっているのに、こういう間違った認識にビックリ。と思う人。


横井秀明言語聴覚士が発達障害児者を「内的・心理的問題をもった人」と言うのを差別だと感じる人。


吃音は発達障害とは違うということを言いたかったのだと思いますが、だからと言って、発達障害を心理的問題のある人と言ってしまっては、差別になってしまう。もっと、勉強をしてほしい。と思う人。


横井秀明言語聴覚士も所属しているかもしれない、一般社団法人日本言語聴覚士協会は一般社団法人 日本発達障害ネットワーク JDDネットに加盟していることを指摘する人。


一般社団法人日本言語聴覚士協会は横井秀明言語聴覚士の発言を把握しているのか心配に思う人。


資格取得者=人格者ではないと考える方が良いと思います。と指摘する人


言友会さんは4月2日の啓発デイ(世界自閉症啓発デーのこと)に参加していたことを指摘し、発達の人には内部問題があって吃音に内部問題がないなんて言語聴覚士がよく言えるなと。クヤシイですと悔しさを述べる人。


今回の件、なんらかのアクションを日本自閉症協会はしないのでしょうか?

抗議声明が必要ですし。言語聴覚士から発言の撤回と謝罪がほしいなど。と述べる人。


言友会さんが苦しんでいる、内部で平然と差別が行われている、対応に苦慮しているようなら。発達障害と人権について考える合同勉強会など合同のイベントを開催してお互いに理解しあうということはできないでしょうか?言友会さんにも理解ある人がいると思います。と提案する人。


今回の件、とても残念です。私も家族が「内的心理的問題を持った人」と言われてとても傷つき、悲しく思っています。と述べる人。


言語聴覚士宛に抗議、謝罪と撤回も。

吃音の団体とは絶交してほしいです!と述べる人。


僕もこの言語聴覚士は憎いです。

怒りがおさまりません。でも吃音の団体と絶交はダメだと思います。

この言語聴覚士はどうしようもない人間なんだと思いますよ。でも吃音の人全てが差別大好き人間ではないと思います。




横井秀明言語聴覚士がNHK厚生文化事業団が主催する第52回障害福祉賞の最優秀になってしまったことを残念に思う人。差別する人がなぜ表彰されるのか?と疑問に思い怒る人。


関西でも横井秀明氏の発言が問題提起され。精神障害や精神疾患、発達障害のある人を、精神障害者保健福祉手帳の利用者を差別する思想ですとコメントする人。




こんな声が日本自閉症協会の掲示板に書かれていました。
横井秀明言語聴覚士の公開要望書の発言が吃音業界だけではなく、発達障害業界、発達障害当事者や保護者家族、発達障害児者団体や発達障害児者とともに歩む医療従事者や支援者にもどんどん広がっていっているということになります。
障害種別により上下関係がある。あの人より優れている。あの人より困っていない。あの人と一緒に思ってほしくない。発達障害当事者や関係者からすればとても耐えられない人権を侵害する内容だということが理解できます。

障害だけど「●●障害ではない」← 差別化して、差別する
同じ「障害」だけど、「あの人より●●」 ← 差別化
こういった事が吃音業界に蔓延しているのかもしれません。


吃音者も吃音業界も世界自閉症啓発デーに参加し、発達障害に理解ある人、おそらく吃音も発達障害も両方持った人もいるでしょう。吃音とASD、ADHD、LDを持ったお子さんの保護者家族もいるでしょう。横井秀明言語聴覚士の発達障害児者に対する認識が吃音業界にも発達障害業界にも大きな影を落とすことになりそうです。分断が進みそうです。悲しいことです。

一般社団法人日本言語聴覚士協会、愛知県言語聴覚士会はこのような発言をしてしまう横井秀明言語聴覚士についてどのように扱うのでしょうか?静観するのでしょうか?なんらかの処分はするのでしょうか?医療従事者、言語聴覚士としての心構え、言語聴覚士の倫理綱領には抵触しないのでしょうか?

横井秀明言語聴覚士は自身の公開要望書の発言、自身の発達障害児者に対する認識・価値観、それらにより傷つく発達障害児者・保護者家族などなどが存在することをどのように受け止めるのでしょうか?









●以下、日本自閉症協会掲示板から引用
http://www.autism.or.jp/cgi-bin/wforum/wforum.cgi?mode=allread&no=3039&page=0

タイトル : この言語聴覚士さんの理解おかしい
記事No : 3039
投稿日 : 2017/09/04(Mon) 01:05
投稿者 : もみじ
参照先 : http://kitsuon0529.blog.jp/archives/2970535.html
吃音を調べていたら、こんな文書に出くわしました。
表記URLにある要望書です。その記述にビックリ。
吃音団体がJDDネットに加盟するのに反対の意見書のようです。
加盟問題は部外者が口をはさむことではないのですが、論拠として前段に、「発達障害は内的・心理的問題が内在している」と書いています。
言語聴覚士は自閉症の人にもたくさん関わっているのに、こういう間違った認識にビックリ。
吃音は発達障害とは違うということを言いたかったのだと思いますが、だからと言って、発達障害を心理的問題のある人と言ってしまっては、差別になってしまう。もっと、勉強をしてほしい。
返信する

タイトル : Re: この言語聴覚士さんの理解おかしい
記事No : 3040
投稿日 : 2017/09/04(Mon) 12:15
投稿者 : ケロロ
"言語聴覚士"がこのような質問を当事者団体にしてしまうんですね。
『自閉症スペクトラム障害、注意欠陥多動性障害、学習障害で見られるような内的・心理的問題が存在している』

発達障害のある子ども、大人は内的・心理的問題を持った人なんだ・・・。でもって吃音のある人が内的・心理的問題を持った人思われるのが嫌。発達障害だと思われたら困るってことなんだ・・・。ヒドイ差別ですね。
JDDネットには日本言語聴覚士協会が加盟していますし、言語聴覚士は発達障害のある人にも関わっている人もいます。(というか発達障害を持った当事者言語聴覚士もいたような)でも一方でこのような質問をする言語聴覚士もいるんですね。悲しいです。日本言語聴覚士協会はこの事ご存知なんでしょうかね。


> 吃音を調べていたら、こんな文書に出くわしました。
> 表記URLにある要望書です。その記述にビックリ。
> 吃音団体がJDDネットに加盟するのに反対の意見書のようです。
> 加盟問題は部外者が口をはさむことではないのですが、論拠として前段に、「発達障害は内的・心理的問題が内在している」と書いています。
> 言語聴覚士は自閉症の人にもたくさん関わっているのに、こういう間違った認識にビックリ。
> 吃音は発達障害とは違うということを言いたかったのだと思いますが、だからと言って、発達障害を心理的問題のある人と言ってしまっては、差別になってしまう。もっと、勉強をしてほしい。
返信する

タイトル : Re: この言語聴覚士さんの理解おかしい
記事No : 3043
投稿日 : 2017/09/07(Thu) 01:19
投稿者 : しゅしゅ
こんな凄い差別感のある言語聴覚士さんがいるのですね。
驚きました。
返信する

タイトル : Re^2: この言語聴覚士さんの理解おかしい
記事No : 3044
投稿日 : 2017/09/08(Fri) 15:06
投稿者 : リアル
> こんな凄い差別感のある言語聴覚士さんがいるのですね。
> 驚きました。

資格取得と取得者の人格は違うと思います。当事者のお子さんを持つ親のお話で、相談員(社会福祉士」から「まともでない子供さんですね」と言われてた驚いたという話を聞いたことあります。
資格取得者=人格者ではないと考える方が良いと思います。

タイトル : Re: この言語聴覚士さんの理解おかしい
記事No : 3053
投稿日 : 2017/09/27(Wed) 01:01
投稿者 : みう
> 吃音を調べていたら、こんな文書に出くわしました。
> 表記URLにある要望書です。その記述にビックリ。
> 吃音団体がJDDネットに加盟するのに反対の意見書のようです。
> 加盟問題は部外者が口をはさむことではないのですが、論拠として前段に、「発達障害は内的・心理的問題が内在している」と書いています。
> 言語聴覚士は自閉症の人にもたくさん関わっているのに、こういう間違った認識にビックリ。
> 吃音は発達障害とは違うということを言いたかったのだと思いますが、だからと言って、発達障害を心理的問題のある人と言ってしまっては、差別になってしまう。もっと、勉強をしてほしい。

言友会さんは4月2日の啓発デイにも参加していましたよね?本当にけしからんです。吃音の方が障害が軽いってことですかね!!吃音の人がよくわからなくなってきました。発達の人には内部問題があって吃音に内部問題がないなんて言語聴覚士がよく言えるなと。クヤシイです。

タイトル : Re^2: この言語聴覚士さんの理解おかしい
記事No : 3054
投稿日 : 2017/09/28(Thu) 17:28
投稿者 : 会員です
> > 吃音を調べていたら、こんな文書に出くわしました。
> > 表記URLにある要望書です。その記述にビックリ。
> > 吃音団体がJDDネットに加盟するのに反対の意見書のようです。
> > 加盟問題は部外者が口をはさむことではないのですが、論拠として前段に、「発達障害は内的・心理的問題が内在している」と書いています。
> > 言語聴覚士は自閉症の人にもたくさん関わっているのに、こういう間違った認識にビックリ。
> > 吃音は発達障害とは違うということを言いたかったのだと思いますが、だからと言って、発達障害を心理的問題のある人と言ってしまっては、差別になってしまう。もっと、勉強をしてほしい。
>
> 言友会さんは4月2日の啓発デイにも参加していましたよね?本当にけしからんです。吃音の方が障害が軽いってことですかね!!吃音の人がよくわからなくなってきました。発達の人には内部問題があって吃音に内部問題がないなんて言語聴覚士がよく言えるなと。クヤシイです。


ある地域の自閉症協会の会員です。
今回の件、なんらかのアクションを日本自閉症協会はしないのでしょうか?
抗議声明が必要ですし。言語聴覚士から発言の撤回と謝罪がほしいなど。
JDDネットには上に書いてあるように言語聴覚士協会も参加しています。
他団体の方々も今回の文書を読んでとても苦しんでいるでしょう。悲しんでいるでしょう。

また、今回の件、言友会さんが苦しんでいる、内部で平然と差別が行われている、
対応に苦慮しているようなら。
発達障害と人権について考える合同勉強会など合同のイベントを開催してお互いに理解しあう
ということはできないでしょうか?言友会さんにも理解ある人がいると思います。
少なくとも4月2日の啓発デイに参加している方ならそうだと思います。

今回の件、とても残念です。私も家族が「内的心理的問題を持った人」と言われてとても傷つき、悲しく思っています。しかし、これはお互いの距離を縮め
お互いを理解し、困っている人どうしでつながれる機会になるかもしれません。
日本自閉症協会本部でなんらかの上に書いたようにアクションを起こしてくださることを心よりお願い申し上げます。

タイトル : Re: この言語聴覚士さんの理解おかしい
記事No : 3056
投稿日 : 2017/09/30(Sat) 22:06
投稿者 : ケロロ
参照先 : http://ykitsuon.blogspot.jp/2017/09/blog-post_81.html
> 吃音を調べていたら、こんな文書に出くわしました。
> 表記URLにある要望書です。その記述にビックリ。
> 吃音団体がJDDネットに加盟するのに反対の意見書のようです。
> 加盟問題は部外者が口をはさむことではないのですが、論拠として前段に、「発達障害は内的・心理的問題が内在している」と書いています。
> 言語聴覚士は自閉症の人にもたくさん関わっているのに、こういう間違った認識にビックリ。
> 吃音は発達障害とは違うということを言いたかったのだと思いますが、だからと言って、発達障害を心理的問題のある人と言ってしまっては、差別になってしまう。もっと、勉強をしてほしい。

この言語聴覚士さん。新しいブログを作成したようです。
そのブログでも相変わらず、同じ質問内容を掲載しています。
今度はさらに”いわゆる発達障害にとっても不利益です”という主張を持ち出してきました。
そこまでいうなら、言友会という団体をこえて、他の発達障害団体とも情報交換すればいいのになと感じます。
吃音の人にも色々な人がいるでしょう。それと同じです。私たちにも色々な人がいます。
No.3054さんが書いているように言友会さんは困っているのではないかと思います。
この言語聴覚士には抗議声明をしつつ、言友会さんと勉強会などしてみたらどうかなと思います。
日本自閉症協会としても正式に行動したほうがいいのではないでしょうか?





言語聴覚士が作成している新しいブログから引用


吃音は、「発話の非流暢性の障害」です。つまり、スムーズに話せない。吃音が、このような外的に現われる症状が中核の障害である一方で、自閉症スペクトラム、注意欠陥多動性障害、学習障害など「いわゆる発達障害」では、「強いこだわり」、「感覚が異常に過敏(鈍感)」、「落ち着きがない」、「集中力がない」、「読み書きが苦手」などの内的・心理的な面に特徴があります。これらを一緒くたにしてしまうことは、「正しい理解」を得るためには必ずしも好ましいとは思えません。また、「適切な支援」にも結びつかないでしょう。

 例えば、「強いこだわり」があったり、「感覚が異常に過敏(鈍感)」だから吃るのだとか、「落ち着きがない」から、あるいは「集中力がない」から吃ると誤解される可能性もあるかも知れません。これは、吃音にとっても「いわゆる発達障害」にとっても不利益です。
 
 発達障害の概念は未だ十分にエビデンスで裏付けられたものではなく、ハッキリとした定義はありません。そのため、「発達途上で生じるトラブル」という意味での「広義の発達障害」(この定義ならば発達性吃音も入る余地があります)と、「いわゆる発達障害」と同義となる「狭義の発達障害」の区別は、少なくとも一般社会においては未だゴチャゴチャになっているのが現状です。そのため、「吃音は発達障害」という方向で啓発を進めることには、あらぬ誤解を受けるというリスクがあることが否めないと思うのです。

 そのような懸念を払拭するためには、言友会として吃音をどう定義するのかをハッキリと打ち出す必要があると考え、もっと話し合うべきだと主張しました。
2.自由な発言ができなくなる。

 吃音をどう定義するかを曖昧にしたままで、発達障害のある人の支援団体であるJDDネットに加盟してしまえば、「吃音は発達障害である」という定義を言友会が無条件に受け入れているという支持表明になりかねません。

  これは、言友会は「吃音は発達障害」と考えており、それ以外の可能性(身体障害や障害ではないという捉え方)は団体として否定しているという誤解を招くことにもつながるかも知れません。そうすると、会員が自分自身の「吃音観」を持つことが難しくなってしまうのではないかという懸念を感じました。

 吃音をどのように捉えるかは、個々人の自由だと思います。少なくとも、誰かに強制されることがあってはならないでしょう。「吃音とは何か」という探求は、吃音のある人のセルフヘルプの根幹に関わると思います。これは、行政的にとか、医学的にどうかとは関係のない話であり、率直に言えば「答のない問い」だと言えるでしょう。だからこそ、吃音と向き合う際に必要なのです。
返信する

タイトル : Re^2: この言語聴覚士さんの理解おかしい
記事No : 3057
投稿日 : 2017/10/01(Sun) 19:35
投稿者 : ユウ
このブログは酷いですね。激怒です。
私自身もこの言語聴覚士からみれば内的心理的問題もった人なんでし
ょうね。吃音の人たちはこういう差別もった人多くないですか?
私も自閉症協会が「行動」してくれることを期待します。言語聴覚士
宛に抗議、謝罪と撤回も。
吃音の団体とは絶交してほしいです!



> > 吃音を調べていたら、こんな文書に出くわしました。
> > 表記URLにある要望書です。その記述にビックリ。
> > 吃音団体がJDDネットに加盟するのに反対の意見書のようで
す。
> > 加盟問題は部外者が口をはさむことではないのですが、論
拠として前段に、「発達障害は内的・心理的問題が内在している」と書
いています。
> > 言語聴覚士は自閉症の人にもたくさん関わっているのに、
こういう間違った認識にビックリ。
> > 吃音は発達障害とは違うということを言いたかったのだと
思いますが、だからと言って、発達障害を心理的問題のある人と言って
しまっては、差別になってしまう。もっと、勉強をしてほしい。
>
> この言語聴覚士さん。新しいブログを作成したようです。
> そのブログでも相変わらず、同じ質問内容を掲載しています。
> 今度はさらに”いわゆる発達障害にとっても不利益です”という
主張を持ち出してきました。
> そこまでいうなら、言友会という団体をこえて、他の発達障害団
体とも情報交換すればいいのになと感じます。
> 吃音の人にも色々な人がいるでしょう。それと同じです。私たち
にも色々な人がいます。
> No.3054さんが書いているように言友会さんは困っているのでは
ないかと思います。
> この言語聴覚士には抗議声明をしつつ、言友会さんと勉強会など
してみたらどうかなと思います。
> 日本自閉症協会としても正式に行動したほうがいいのではないで
しょうか?
>
>
>
>
>
> 言語聴覚士が作成している新しいブログから引用
>
>
> 吃音は、「発話の非流暢性の障害」です。つまり、スムーズに話
せない。吃音が、このような外的に現われる症状が中核の障害である一
方で、自閉症スペクトラム、注意欠陥多動性障害、学習障害など「いわ
ゆる発達障害」では、「強いこだわり」、「感覚が異常に過敏(鈍感)
」、「落ち着きがない」、「集中力がない」、「読み書きが苦手」など
の内的・心理的な面に特徴があります。これらを一緒くたにしてしまう
ことは、「正しい理解」を得るためには必ずしも好ましいとは思えませ
ん。また、「適切な支援」にも結びつかないでしょう。
>
>  例えば、「強いこだわり」があったり、「感覚が異常に過敏(
鈍感)」だから吃るのだとか、「落ち着きがない」から、あるいは「集
中力がない」から吃ると誤解される可能性もあるかも知れません。これ
は、吃音にとっても「いわゆる発達障害」にとっても不利益です。
>  
>  発達障害の概念は未だ十分にエビデンスで裏付けられたもので
はなく、ハッキリとした定義はありません。そのため、「発達途上で生
じるトラブル」という意味での「広義の発達障害」(この定義ならば発
達性吃音も入る余地があります)と、「いわゆる発達障害」と同義とな
る「狭義の発達障害」の区別は、少なくとも一般社会においては未だゴ
チャゴチャになっているのが現状です。そのため、「吃音は発達障害」
という方向で啓発を進めることには、あらぬ誤解を受けるというリスク
があることが否めないと思うのです。
>
>  そのような懸念を払拭するためには、言友会として吃音をどう
定義するのかをハッキリと打ち出す必要があると考え、もっと話し合う
べきだと主張しました。
> 2.自由な発言ができなくなる。
>
>  吃音をどう定義するかを曖昧にしたままで、発達障害のある人
の支援団体であるJDDネットに加盟してしまえば、「吃音は発達障害
である」という定義を言友会が無条件に受け入れているという支持表明
になりかねません。
>
>   これは、言友会は「吃音は発達障害」と考えており、それ以
外の可能性(身体障害や障害ではないという捉え方)は団体として否定
しているという誤解を招くことにもつながるかも知れません。そうする
と、会員が自分自身の「吃音観」を持つことが難しくなってしまうので
はないかという懸念を感じました。
>
>  吃音をどのように捉えるかは、個々人の自由だと思います。少
なくとも、誰かに強制されることがあってはならないでしょう。「吃音
とは何か」という探求は、吃音のある人のセルフヘルプの根幹に関わる
と思います。これは、行政的にとか、医学的にどうかとは関係のない話
であり、率直に言えば「答のない問い」だと言えるでしょう。だからこ
そ、吃音と向き合う際に必要なのです。
返信する

タイトル : Re^3: この言語聴覚士さんの理解おかしい
記事No : 3059
投稿日 : 2017/10/02(Mon) 14:02
投稿者 : 匿
> このブログは酷いですね。激怒です。
> 私自身もこの言語聴覚士からみれば内的心理的問題もった人なんでし
> ょうね。吃音の人たちはこういう差別もった人多くないですか?
> 私も自閉症協会が「行動」してくれることを期待します。言語聴覚士
> 宛に抗議、謝罪と撤回も。
> 吃音の団体とは絶交してほしいです!


ユウさん

僕もこの言語聴覚士は憎いです。
怒りがおさまりません。
でも吃音の団体と絶交はダメだと思います。
この言語聴覚士はどうしようもない人間なんだと思いますよ。でも吃音の人全てが差別大好き人間ではないと
思います。だからそういう意味でも協会には
吃音の団体に声明は出してほしいと思います。


タイトル : この言語聴覚士さん NHK厚生文化事業団に表彰されていますよ怒!!Re: この言語聴覚士さんの理解おかしい
記事No : 3222
投稿日 : 2017/11/30(Thu) 18:10
投稿者 : 会員
参照先 : http://www.npwo.or.jp/info/6503
みなさんご存知なんでしょうか。
>NHK厚生文化事業団の障害福祉賞発表のページです。
>第52回「NHK障害福祉賞」の入選作品が決まりました!
詳細はURLをご覧いただければと思います。

発達障害のある人は内的・心理的問題が存在しているという発言をした人がまさかNHK厚生文化事業団で表彰されていると知りビックリしました。
今年の4月8日に全社協・灘尾ホールで自閉症啓発のイベントがありました。
来年の同イベント。そこに、その差別発言をした言語聴覚士を呼ぶということなんでしょうか?
素晴らしい!と褒め称えるのでしょうか?
自閉症協会としても、関係各所に抗議声明を出すべきだと思います。
今からでも遅くないと思います。声をあげるべきだと思います。
NHK厚生文化事業団がそんな人を選出したなんて大変なショックです。
NHK厚生文化事業団が差別を認めるということにもなります。
NHK厚生文化事業団とその審査員メンバーはこの言語聴覚士の差別発言を
知らなかったのでしょうか。これは本当にオカシイことだと思います。
もしもNHK厚生文化事業団も審査員も事実を知らなかったのであれば
その決定を取り消すべきだと思います。間違いだったと正直に説明すれば世間も認めるはずです。
本当に吃音のある人の差別主義には辟易します。
精神や発達のある人に人権は無いと思っているんでしょうね。
吃音のある人はなんでこんな悲しいことを平気でするんでしょうか?
吃音のある人はそんなに優れているのでしょうか?
本当に気分が悪いです。あと怒っています!!!


タイトル : Re: この言語聴覚士さんの理解おかしい
記事No : 3281
投稿日 : 2018/01/15(Mon) 07:49
投稿者 : 関西在住
昨日勉強会にてこの事件のことを知りました。
本当に許せない内容だと思います。ありえないことです。
この言語聴覚士は差別発言を明記したブログをなかったことにして今も活動しているそうです。
まずこの言語聴覚士には病院で働くなどはしないでほしい。
医療従事者として活躍してほしくないです。引退してほしいのが正直な気持ちです。
そんな考えを持っている人に病院でお世話になるかもしれないと考えるだけでも気持ちが良いものはありません。
吃音のある人のほうが発達障害のある人より優れているという思想。
その言語聴覚士いわく吃音のある人が発達障害(その言語聴覚士によると自閉、ADHD、LDを念頭に置く?)
のある人に存在する内的心理的問題を持っている、吃音のある人も発達障害があると思われたら困る。
いったい何を言っているんだという理解できない内容です。
そもそも内的心理的問題などという言葉はどのような専門書にも掲載されていません。この言語聴覚士独特の造語だと思いますが発達障害のある人は内的心理的問題を抱えた人という考えが吃音のある人の世界で広まっているのか心配です。
精神障害や精神疾患、発達障害のある人を、精神障害者保健福祉手帳の利用者を差別する思想です。
もっとこの情報を事件を広めて学ぶべきです。語り継ぐべきです。吃音の当事者や団体との人権について学ぶ場所を定期的に開催することも必要なことだと感じました。吃音のある人の中にも発達障害と吃音を両方持った人もいるそうですから吃音のある人全員が全員差別の心を持っているわけではなさそうです。


記事No : 3320
投稿日 : 2018/02/27(Tue) 13:06
投稿者 : みきまる
参照先 : http://www.worldautismawarenessday.jp/htdocs/index.php?action=pages_view_main&page_id=166
2018年の世界自閉症啓発デーシンポジウムで今年は
NHK厚生文化事業団さんの障害福祉賞関連のプログラムはないようです。

もしもこのシンポジウムに例の言語聴覚士が呼ばれるようであればと心配していたところです。
NHKにもNHK厚生文化事業団にも抗議がいっているのかもしれません。私は抗議のメールを送信しておきました。


> みなさんご存知なんでしょうか。
> >NHK厚生文化事業団の障害福祉賞発表のページです。
> >第52回「NHK障害福祉賞」の入選作品が決まりました!
> 詳細はURLをご覧いただければと思います。
>
> 発達障害のある人は内的・心理的問題が存在しているという発言をした人がまさかNHK厚生文化事業団で表彰されていると知りビックリしました。
> 今年の4月8日に全社協・灘尾ホールで自閉症啓発のイベントがありました。
> 来年の同イベント。そこに、その差別発言をした言語聴覚士を呼ぶということなんでしょうか?
> 素晴らしい!と褒め称えるのでしょうか?
> 自閉症協会としても、関係各所に抗議声明を出すべきだと思います。
> 今からでも遅くないと思います。声をあげるべきだと思います。
> NHK厚生文化事業団がそんな人を選出したなんて大変なショックです。
> NHK厚生文化事業団が差別を認めるということにもなります。
> NHK厚生文化事業団とその審査員メンバーはこの言語聴覚士の差別発言を
> 知らなかったのでしょうか。これは本当にオカシイことだと思います。
> もしもNHK厚生文化事業団も審査員も事実を知らなかったのであれば
> その決定を取り消すべきだと思います。間違いだったと正直に説明すれば世間も認めるはずです。
> 本当に吃音のある人の差別主義には辟易します。
> 精神や発達のある人に人権は無いと思っているんでしょうね。
> 吃音のある人はなんでこんな悲しいことを平気でするんでしょうか?
> 吃音のある人はそんなに優れているのでしょうか?
> 本当に気分が悪いです。あと怒っています!!!

2017年9月23日土曜日

横井秀明言語聴覚士が9月にweb上へ掲載した文章を保存したもの

そして横井秀明言語聴覚士は9月中旬ころ?でしょうか?
7月に掲載したブログの文章を何か不都合なことがあったのかわかりませんが内容を当初のモノと異なるように一部を書き換えてしまいました。内容を当初のモノと異なるように書き換えるということは何らかの理由があったはずです。
ちなみにブログ本体のデザインも変更されています。

内容が変更される以前の文章はコチラ
http://yokoihideaki.blogspot.jp/2017/09/7web.html


2017/9/21 ⾔友会歴20年の僕がJDDネット加盟の問題点を語るよ(上) : 吃⾳(きつおん)のある⾔語聴覚⼠ヨコイヒデアキのブログ http://kitsuon0529.blog.jp/archives/2892332.html


 こんにちは。ヨコイです。
 吃音のある人のセルフヘルプグループとして日本最大かつ最古の歴史を持つ「言友会」が、JDDネ
ットに加入することを検討しています。
 今年11月の総会で、加盟の是非を発議する予定だそうです。
JDDネットって何?
 正式名称は「日本発達障害ネットワーク」。
 発達障害のある人の支援者や当事者のグループから構成されています。
日本発達障害ネットワークは、発達障害のある方々が社会生活を送る上で様々な困難を来すことがないよう、あるいは困難に直面した際に支援をするために活動しています。現在、当事者団体、職能団体、関連学会・研究会を中心に18の正会員団体と、当事者団体を中心とした43のエリア会員団体を有しており、単純に加盟団体の会員数を加えると15万名に達しています。
出典:JDDネット *太字は筆者による。
 
 15万名…。
 かなり大きな団体であることは間違いなさそうですね。
 ただ、加盟団体の一覧に「日本言語聴覚士協会」の名前もあったりします。
 僕も正会員なので、この「15万人」の中に入れられているのかな?
 僕みたいな「自覚なき会員」も結構いそうですね。
なぜ発達障害の支援団体に入るの?
 
 なぜ吃音のある人のセルフヘルプグループである言友会が、発達障害のある人の支援団体に入ろうとしているのでしょうか?
 それは、「発達障害者支援法」という法律と、これに関する通知を解釈すると、吃音も対象に入ると考えられるからです。
発達障害者支援法
第二条  この法律において「発達障害」とは、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達
障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるものをいう。
 この条文を素直に読むと「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注



意欠陥多動性障害」など、「いわゆる発達障害」を持っている人を対象としているという感じですね。
 しかし、後に「その他これに類する脳機能の障害」とあります。
 ざっくりしすぎてんだろ。
 そう思われた人は僕だけではないと思います。
きっちり決めないと現場が混乱する。
 かつて僕自身も役所みたいなところで働いていたので分かるのですが、公務員は基本的に法律に
書いてある通りにしか動けません。
 まあ、そりゃそうなんですが。権力を濫用されたらたまったもんじゃありません。
 しかし、法律上に全て事細かに「ああせいこうせい」と書くわけにはいきませんよね。
 だから、発達障害者支援法を運用する際、現場が混乱しないように「通知」を出しました。
17文科初第16号厚生労働省発障第0401008号 
(「第2 法の概要(1)定義について」より抜粋)
 これらの規定により想定される、法の対象となる障害は、脳機能の障害であってその症状が通
常低年齢において発現するもののうち、ICD-10(疾病及び関連保健問題の国際統計分類)におけ
る「心理的発達の障害(F80-F89)」及び「小児<児童>期及び青年期に通常発症する行動及
び情緒の障害(F90-F98)」に含まれる障害であること。
 要するに、「ICD-10のココからココまでを対象とするよ」と言っているわけです。
ICD-10を見てみよう!
 それでは、「小児<児童>期及び青年期に通常発症する行動及び情緒の障害(F90-F98)」の最後
に位置する「F98 小児<児童>期及び青年期に通常発症するその他の行動及び情緒の障害」を見て
みましょう(ややこしいな!)。
F98 小児<児童>期及び青年期に通常発症するその他の行動及び情緒の障害
F98.0 非器質性遺尿(症)
F98.1 非器質性遺糞(症)
F98.2 乳幼児期及び小児<児童>期の哺育障害
F98.3 乳幼児期及び小児<児童>期の異食(症)
F98.4 常同性運動障害
F98.5 吃音症
F98.6 早口<乱雑>言語症
F98.8 小児<児童>期及び青年期に通常発症するその他の明示された行動及び情緒の障害
F98.9 小児<児童>期及び青年期に通常発症する詳細不明の行動及び情緒の障害
出典:ICD-10
見っけ。

 興味のある方はリンクからたどって見て欲しいのですが、ICD-10はものすごく分厚いです。
 その片隅の片隅に吃音が「ちょこん」と鎮座している。
Amazonでも買えます。
 しかも、吃音の後に控えている3つの内2つが
F98.8 小児<児童>期及び青年期に通常発症するその他の明示された行動及び情緒の障
F98.9 小児<児童>期及び青年期に通常発症する詳細不明の行動及び情緒の障害
 「その他」な感じが満載なので、吃音は「小児<児童>期及び青年期に通常発症する行動及び情緒の障害(F90-F98)」の最後にギリギリで入っているように見えます。
 ちなみに、この分類を包括する上位分類の「第5章 精神及び行動の障害 (F00-F99)」の最後に位置するのはF99は「詳細不明の精神障害」なので、F98が事実上、ハッキリとした分類としては最後に位置していると言っていいんではないでしょうか。その最後に吃音がある。
滑り込みセーフ。
 そんな感じでしょうか。
何が問題なのか?
 さて、タイトルで「問題点を語る」としていますが、既にかなり長くなってしまいました。
 しかも、堅苦しい文章が続いたので、ちょっと疲れてしまいましたよね。
 と言うわけで、上中下の3部構成として、次回以降で具体的な「問題点」について語っていきたいと思います。
 まあ、それに先立って「具体的な行動」をしないといけないんだけどね。

地元⾔友会での全⾔連のJDDネット加盟に関する例会に参
加。出席者が5〜6名ってあたりで関⼼度に察し。この現状を
ぶった斬って総会で加盟発議となると、可決されても否決され
てものちに禍根を残しそう。例会を担当した運営委員さんから
「ぜひ意⾒表明を」と⾔われたので、何か⽂書を出そうかな。
23:57 - 2017年7⽉9⽇ Y
@ykitsuon

それでは、今日はこのあたりで。
横井秀明(言語聴覚士)


2017/9/21 ⾔友会歴20年の僕がJDDネット加盟の問題点を語るよ(中) : 吃⾳(きつおん)のある⾔語聴覚⼠ヨコイヒデアキのブログ http://kitsuon0529.blog.jp/archives/2978539.html


こんにちは。ヨコイです。
 前回、こんな感じで宣言していたので
地元⾔友会での全⾔連のJDDネット加盟に関する例会に参
加。出席者が5〜6名ってあたりで関⼼度に察し。この現状を
ぶった斬って総会で加盟発議となると、可決されても否決され
てものちに禍根を残しそう。例会を担当した運営委員さんから
「ぜひ意⾒表明を」と⾔われたので、何か⽂書を出そうかな。
23:57 - 2017年7⽉9⽇ Y@ykitsuon

きのう「全言連のJDDネット加盟について慎重な審議を求める要望書」を提出しました。どんな内容なの?
 出来るだけコンパクトにまとめたので、今回は前半部分について解説していきます。
 平素より言友会のためにご尽力くださり、心より感謝申し上げます。 今回、今年度の総会で日本発達障害者ネットワーク(JDDネット)への加盟を発議することについて慎重な審議をお願いするための要望を以下の通り表明いたします。よろしくご査収ください。
 まずは挨拶と趣旨の説明。
 念のためですが 、この文書は「JDDネット加盟の発議に反対する」ではなくて「慎重な審議をお願いする」ための意見表明ですよ。誤解のないように。
 続いて本題。
 
1.吃音をどう捉えるのか、見解を示して下さい。
 発達障害と言った場合、一般的には自閉症スペクトラム障害、注意欠陥多動性障害、学習障害
と捉えられています。そのため、吃音に見られる非流暢な発話の背景には自閉症スペクトラム障害、注意欠陥多動性障害、学習障害で見られるような内的・心理的問題が存在していると言う誤解を招き、吃音に関する啓発を推進するための妨げとなる可能性があります。そのため、JDDネットに加盟することで、全言連が今後は「吃音は発達障害である」と言う立場を明確にし、それ以外の可能性を実質的に否定するならば、全言連として吃音をどのように定義するかについて見解を示した上で検討を進めて下さい。
 この項目では、2つの懸念が反映されています。
啓発推進にとってマイナス。
 一般的に、「発達障害」と言った場合、「自閉症スペクトラム障害、注意欠陥多動性障害、学習障害」
が思い浮かぶのではないかと思います。 

私『吃⾳が発達障害に含まれたみたいです…。チックやてんか
んもらしいですが…。詳しくは分かりませんが…。』
知⼈(特別⽀援学級に縁がある⽅)『えっ︖じゃ、吃⾳があっ
たらウイスクの検査するの︖』
私『…。ん〜、…分かりません。医者の診断受けたわけじゃな
いし…。』
説明できない。
23:06 - 2017年7⽉19⽇ K⼦(kittuohから改名)
@fly1fly2
この通り、専門知識のある(っぽい)人においても同様なようです。
 ちなみに、ウィスク(WISC)とは、子どもの向け(〜16歳)の検査で、インテークやスクリーニングで知的障害や発達障害の「疑いあり」という印象が得られた場合に発達の凸凹をチェックするために主に言語聴覚士や臨床心理士によって実施されます。
 「吃音は発達障害」という認識が一般化するか、あるいは全言連がその立場から啓発活動を展開したら、どうしても受け取り手には「吃音が発達障害ってことは、自閉症スペクトラム障害や注意欠陥多動性障害で見られるような特徴が、吃音のある人にも見られるのですか?」という疑問が生まれるでしょう(「自閉症スペクトラム障害」や「注意欠陥多動性障害」という専門用語は出てこないでしょう
が)。
 そうすると、連発・伸発・難発など吃音の言語症状(中核症状)や工夫(随伴運動、言い換えなど吃音
を隠そうとする行為)・回避(話す場面そのものを避けようとする行為)が、「自閉症スペクトラム障害、
注意欠陥多動性障害、学習障害で見られるような内的・心理的問題」に起因するものだという誤解を
生む可能性があります。
ちなみに。
いわゆる発達障害の問題を語る際「内的・心理的問題」という用語を使う際には、細心の注意が
必要だと思います。いわゆる性格や精神的な問題という誤解を招く可能性があるからです。どう
しても専門的な言い方になってしまいますが、いわば感覚機能系や神経回路の特徴から、対人関
係を含む様々な現象の「受け取り方が異なる」と言うのが正しいでしょう。
 単純化した話はあまりしたくないのですが、自閉症スペクトラム障害や注意欠陥多動性障害で見ら
れる内的・心理的問題とは、例えば以下のとおりです。
自閉症スペクトラム障害
対人関係・社会性やコミュニケーション能力に障害があり、物事に強いこだわりがあります。ま
た感覚が異常に過敏(または鈍感)であったり、柔軟に思考することや変化に対処するのが難
しいこともあります。
出典:https://h-navi.jp/column/article/134 *太字は筆者による。
注意欠陥多動性障害
「不注意・多動性・衝動性」といわれる、「落ち着きがない」「集中力がない」などは誰にでもある
行動のようにも見えますが、ADHDの場合には社会的な活動や学業、日常に支障をきたすほど
の症状が見られます。
出典:https://h-navi.jp/column/article/134 *太字・下線は筆者による。
 「強いこだわり」があったり、「感覚が異常に過敏(鈍感)」だから吃るのでしょうか?
 「落ち着きがない」から、あるいは「集中力がない」から吃るのでしょうか?
 違います。
 これらは、「緊張しているから吃る」、「早口だから吃る」と同レベルの誤解ですね。
 「そうではない」ことは自明ですが、「そうではない」ことを簡潔に説明するのは、少なくとも専門職で
はない言友会の会員にとって困難であることは間違いありません。
 
 これでは、これまで地道に積み重ねてきた啓発の成果が毀損されるだけでなく、新たな活動の差し障りにもなりかねません。
2.自由な発言ができなくなる。
 発達障害のある人の支援団体であるJDDネットに加盟すると言うことは、「吃音は発達障害である」という定義に対する全言連の支持表明に他なりません。
 全言連の位置づけについては、全言連が会員に対して実施した「吃音と発達障害」のアンケートの結果に対する見解の中でこのように触れられています。
全言連は、連絡機関として各地言友会共通の課題に対応すること、 全国の会員以外の吃音のある人達への働き掛け、そして吃音のある人たちの生きやすい社会的な環境を作ることが役割であると考えます。 

「連絡機関」の意味が判然としませんが、図の書き方を見るあたり、やはり全言連が各地言友会を
代表しているという認識で間違いなさそうです。
  そのため、全言連がJDDネットに加盟すれば、言友会は「吃音は発達障害」と考えており、それ以
外の可能性(身体障害や障害ではないという捉え方)は団体として否定していると受け取られかねま
せん。
 全言連がJDDネットに加盟すれば、組織としての見解が確立される印象を与えます。
 そうすると、会員が個々人が見解を表明する際の制限となる可能性があるのではないでしょうか。

吃⾳って⾝体障害者にもなるし、発達障害でもあるらしいし、
かといって精神科や⽿⿐科にいったら追い返されるし、なんだ
この障害。
8:30 - 2017年7⽉21⽇ さっぱん
@sappan_

 吃音をどのように捉えるかは、個々人の自由だと思います。
 少なくとも、誰かに強制されることがあってはならないでしょう。
 全言連がJDDネットに加盟すれば、「言友会=吃音を発達障害と考える団体」という認識が徐々に
定着していくと思います。
 そうなると、それに違和感を覚える人たちは、参加しなくなりますね。
 僕は、これを懸念しています。

 吃音をどのように捉えるかは、個々人の自由だと思います。
 少なくとも、誰かに強制されることがあってはならないでしょう。
 全言連がJDDネットに加盟すれば、「言友会=吃音を発達障害と考える団体」という認識が徐々に
定着していくと思います。
 そうなると、それに違和感を覚える人たちは、参加しなくなりますね。
 僕は、これを懸念しています。 


吃⾳関係の飲み会でよく、各々、⾃分の吃⾳論を展開する流れ
になるんですが、僕は結構好きです「俺はこう思う」「い
や、こうだ」と忌憚のない意⾒を交わすのは、お互いの刺激に
もなるし、論が深まるのでいいと思います
0:24 - 2017年7⽉15⽇ PGL 名古屋⽀部
@allfree2142

 「吃音とは何か」という探求は、吃音のある人のセルフヘルプの根幹に関わると思います。
 これは、行政的にとか、医学的にどうかとは関係のない話であり、率直に言えば「答のない問い」だと
言えるでしょう。だからこそ、吃音と向き合う際に必要なのです。
 やはり、しっかりとした意見集約が必要なんではないでしょうか。
 その点については、次回の更新で解説していきますね。

それでは、今日はこのあたりで。
横井秀明(言語聴覚士)
---
■ツイートを引用させていただいた方々へお礼申し上げます。

2017/9/21 ⾔友会歴20年の僕がJDDネット加盟の問題点を語るよ(下) : 吃⾳(きつおん)のある⾔語聴覚⼠ヨコイヒデアキのブログ http://kitsuon0529.blog.jp/archives/2989932.html


こんにちは。ヨコイです。
 前回、全言連の理事会に「全言連のJDDネット加盟について慎重な審議を求める要望書」を提出したことを書きました。

前回、指摘した問題点は2つ。
 ざっくりまとめると、こんな感じでした。
 
・全言連が「吃音は発達障害」という立場を明確にすると、「自閉症スペクトラム障害、注意欠陥・多動性障害」など「いわゆる発達障害」に見られる特徴が、吃音のある人にも見られるという誤解が生まれ、啓発推進にとってマイナスになるのではないか?
・ 全言連が「吃音は発達障害」という立場を明確にすると、「吃音は障害ではない」、「吃音は身体障害だ」など「吃音の捉え方」についての事実上の言論統制となり、自由な発言ができなくなってしまうのではないか?
 詳しくは、 元記事をご覧ください。



関連記事
「言友会歴20年の僕がJDDネット加盟の問題点を語るよ(中)」
 これらの懸念に対して、口だけではなく具体的な対策を打てなければならないと思います。
 さて、今回は要望書の後半部分について解説していきます。
プロセスに正当性はあるのか?
2.会員の生の声を聞いて下さい。  
 吃音と発達障害に関するアンケートの回収率が2割を切っていることを考えると、まだまだ会員
の間で関心が高まっているとは言えません。そのため、全言連の皆さんが情熱を持ってJDDネッ
トへの加盟を検討していることを、各地の例会に直接出向いて説明していただき、その際に会員
の生の声を直に聞いて下さい。全国を回るには時間と手間がかかりますが、そのために地域担当
理事の皆様がいらっしゃるのではないでしょうか。言友会の一大転換となる決断に関わることで
す。まだまだ機運が十分ではない現状で拙速に決めるのではなく、意見集約を慎重に進め、ご審
議いただけますようお願い申し上げます。
 全言連では、JDDネット加盟を判断する前提として、「吃音と発達障害」というアンケートを昨年の
6〜8月に実施しました。
 流れとしては、全言連から各地言友会の代表者にアンケート用紙を送り、各地言友会の代表者から
会員に郵送するという感じ。
全言連→各地言友会の代表者→各地言友会の会員
 多くの言友会では月1回程度の機関誌を発行しているので、それに同封するという場合が多かった
と思います。
 あるいは、例会で配り、その場で回収するというスタイルのところもあったようです。
 そしてその結果は…
回収率15%弱。
 言友会の会員は全国で800人くらいと言われていますが、回答したのは116名だけでした。
まだ決断できる時期ではない。
 アンケートの結果については全言連のホームページに詳しく書いてあるのでそちらをご覧ください。
 ざっくり言うと、以下のような感じ。
 
・回答者は高齢者が多い。
・回答者の約7割が吃音が発達障害者支援法の対象であることを知っている。
・回答者の約8割が吃音は何らかの障害であると考えている。
・回答者の約8割が障害者手帳を必要としないか「分からない」としている。
・「吃音は発達障害という位置づけを広める」ことについては「賛成」・「反対」・「分からない」の回答

がちょうど3割ずつくらい。
・回答者の約6割が何らかの障害者団体に加盟することに賛成。
 ちなみに、「吃音が発達障害者支援法の対象であるということを受け入れられるか」という項目もあり
ましたが、この質問は(内容が曖昧で)「意味が分からない」というのが僕の印象でした(質問紙の信頼
性としてどうなんだろう…)。
 あ、ちなみに僕はちゃんと回答してますよ。116人の中の1人です。
 これらの結果も参考にはなりますが、あくまでも会員のうち(この問題に関心のある)2割弱の意見で
す。
 
まだ機運が十分ではないのではないか?

⾔友会(全⾔連)がJDDに加盟するの︖って話だが、まぁあれだ、
いくら興味無い・どーでもいいって思っていても無料だったア
ンケートくらい協⼒せーよ︕と。あんなん1分もかからないく
らい簡単な内容だったし、ポストに出すくらい誰でも出来る
べ。「そんなの興味ねーんだよ」と書いて出せばいい。
7:36 - 2017年7⽉20⽇ かつんこ
@katunko

 このアンケートは本当にすぐに書ける内容で、お手軽。
 それにも関わらず、回答率が15%だったというのは、よっぽど関心がない証拠です。
  まだ関心が高まっておらず、十分な意見集約が出来ていないならば、発議は見送ると言うのが常識的な判断でしょう。
 このまま「これ以上待っても事態が変わらないから発議して決めてしまえ」と考えるなら、それはプロセスに致命的な瑕疵があると言わざるを得ません。

率直に⾔えば、意識調査に対する無回答率が8割を超える現時
点でJDDネット加盟の発議をして可決されても重⼤な瑕疵が
あるため無効と考えるのがまともな感覚だと思う。また、仮に
否決になれば提案した執⾏部は何らかの責任を取ることになる
だろうけど、それだけの覚悟が果たしてあるのかな。
twitter.com/5u10guuto/stat…
14:13 - 2017年7⽉17⽇ Y
@ykitsuon

 関心を高めるには、JDDネット加盟を積極推進する全言連が、各地言友会の例会に出向き、説明するしかないのではないかと思います。
まこと@吃⾳ @5u10guuto 7⽉17⽇
JDD。資⾦はどこから出すのかとか、JDDに加⼊してる団体に⼊
ってどうだったかとかを聞くとか。そりゃJDDのことを結局よく
わかっていない⼈からしたら、今の状況を変えるべきだと思って
賛成するでしょ…。なんかね…。

正当なプロセスを経て決着させるならば、関⼼のない⼈8割以
上のアンケート無回答者に関⼼を持ってもらう努⼒が必要でし
ょうね。加盟に関する趣意書とアンケートに対する回答が全⾔
連から出されていますが、あの⻑⼤な⽂章を読む⼈は既に関⼼
のある⼈だけです。
14:05 - 2017年7⽉17⽇ Y
@ykitsuon

 いくら文書を出しても、「現時点で関心のある人」しか読みません。
 全言連の理事には、「地域選出」の方々がいます。
 ブロックとしては、「北海道・東北」、「関東」、「東海・北陸」、「関西」、「中四国」、「九州・沖縄」から各
1名ずつ、計6名。
  それくらいの重要案件であるという認識が必要であると思います。
 それでは、今日はこのあたりで。
横井秀明(言語聴覚士)
---
■ツイートを引用させていただいた方々へお礼申し上げます。




横井秀明言語聴覚士が7月にweb上へ掲載した文章を保存したもの

横井秀明言語聴覚士は2017年7月20日前後にNPO法人全国言友会連絡協議会(http://zengenren.org/)という
吃音者の当事者団体に公開要望書を送付したと情報をブログ上に自己開示しました。
公開要望書では全国言友会連絡協議会という団体がJDDネット(日本発達障害ネットワークhttps://jddnet.jp/)という団体に加盟するかどうかについて横井秀明言語聴覚士が自らインターネット上に公開要望書を公開した上で相手方にせまるという方法です。

以下、その際の内容を保存しておきましたのでみなさまご確認ください。
上から時系列で上中下という記事になっています。
7月時点で公開要望書を送付したというブログの文章はこのようになっていました。
しかし2017年9月中旬以降、ブログの内容が変化しています。
そちらもご覧ください。
内容が変化してしまった文章はコチラ
http://yokoihideaki.blogspot.jp/2017/09/9web.html




2017/7/18 ⾔友会歴20年の僕がJDDネット加盟の問題点を語るよ(上) : 吃⾳のある⾔語聴覚⼠ヨコイヒデアキのブログ http://kitsuon0529.blog.jp/archives/2892332.html


こんにちは。ヨコイです。
吃⾳のある⼈のセルフヘルプグループとして⽇本最⼤かつ最古の歴史を持つ「⾔友会」が、
JDDネットに加⼊することを検討しています。
今年11⽉の総会で、加盟の是⾮を発議する予定だそうです。
JDDネットって何︖
正式名称は「⽇本発達障害者ネットワーク」。
発達障害のある⼈の⽀援者や当事者のグループから構成されています。
⽇本発達障害ネットワークは、発達障害のある⽅々が社会⽣活を送る上で様々な困難を来すことがないよう、あるいは困難に直⾯した際に⽀援をするために活動しています。現在、当事者団体、職能団体、関連学会・研究会を中⼼に18の正会員団体と、当事者団体を中⼼とした43のエリア会員団体を有しており、単純に加盟団体の会員数を加えると15万名に達しています。
出典︓https://jddnet.jp/about-jddnet/
15万名…。
かなり⼤きな団体であることは間違いなさそうですね。
ただ、加盟団体の⼀覧に「⽇本⾔語聴覚⼠協会」の名前もあったりします。僕も正会員なので、この「15万⼈」の中に⼊れられているのかな︖



なぜ発達障害の⽀援団体に⼊るの︖
なぜ吃⾳のある⼈のセルフヘルプグループである⾔友会が、発達障害のある⼈の⽀援団体に
⼊ろうとしているのでしょうか︖
それは、「発達障害者⽀援法」という法律と、これに関する通知を解釈すると、吃⾳も対象
に⼊ると考えられるからです。
発達障害者⽀援法
第⼆条 この法律において「発達障害」とは、⾃閉症、アスペルガー症候群その他の広汎
性発達障害、学習障害、注意⽋陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその
症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるものをいう。

この条⽂を素直に読むと「⾃閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障
害、注意⽋陥多動性障害」など、「いわゆる発達障害」を持っている⼈を対象としているという感じですね。
しかし、後に「その他これに類する脳機能の障害」とあります。
ざっくりしすぎてんだろ。
そう思われた⼈は僕だけではないと思います。
きっちり決めないと現場が混乱する。
僕⾃⾝も、かつて役所みたいなところで働いていたので分かるのですが、公務員は基本的に法律に書いてある通りにしか動けません。
まあ、そりゃそうなんですが。
しかし、法律上に全て事細かに「ああせいこうせい」と書くわけにはいきませんよね。
だから、発達障害者⽀援法を運⽤する際、現場が混乱しないように「通知」を出しました。
17⽂科初第16号厚⽣労働省発障第0401008号
(「第2 法の概要(1)定義について」より抜粋)
これらの規定により想定される、法の対象となる障害は、脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもののうち、ICD-10(疾病及び関連保健問題の国際統計分類)における「⼼理的発達の障害(F80-F89)」及び「⼩児<児童>期及び⻘年期に通常
発症する⾏動及び情緒の障害(F90-F98)」に含まれる障害であること。



要するに、「ICD-10のココからココまでを対象とするよ」と⾔っているわけです。
ICD-10を出しているWHO(世界保健機関)に丸投げしたわけですね。
ICD-10を⾒てみよう︕
それでは、「⼩児<児童>期及び⻘年期に通常発症する⾏動及び情緒の障害(F90-F98)」を
⾒てみましょう。

F98 ⼩児<児童>期及び⻘年期に通常発症するその他の⾏動及び情緒の障害
F98.0 ⾮器質性遺尿(症)
F98.1 ⾮器質性遺糞(症)
F98.2 乳幼児期及び⼩児<児童>期の哺育障害
F98.3 乳幼児期及び⼩児<児童>期の異⾷(症)
F98.4 常同性運動障害
F98.5 吃⾳症
F98.6 早⼝<乱雑>⾔語症
F98.8 ⼩児<児童>期及び⻘年期に通常発症するその他の明⽰された⾏動及び情緒の障害
F98.9 ⼩児<児童>期及び⻘年期に通常発症する詳細不明の⾏動及び情緒の障害
出典︓http://www.dis.h.u-tokyo.ac.jp/byomei/icd10/F00-F99.html
⾒っけ。
興味のある⽅はリンクからたどって⾒て欲しいのですが、ICD-10はものすごく分厚いです。
その⽚隅の⽚隅に吃⾳が「ちょこん」と鎮座している。
Amazonでも買えます。
しかも、吃⾳の後に控えている3つの内2つが
F98.8 ⼩児<児童>期及び⻘年期に通常発症するその他の明⽰された⾏動及び情緒の障
F98.9 ⼩児<児童>期及び⻘年期に通常発症する詳細不明の⾏動及び情緒の障害
「その他」な感じが満載なので、吃⾳は「⼩児<児童>期及び⻘年期に通常発症する⾏動及び情緒の障害(F90-F98)」の最後にギリギリで⼊っているように⾒えます。
ちなみに、この分類を包括する上位分類の「第5章 精神及び⾏動の障害 (F00-F99)」の最
後に位置するのはF99は「詳細不明の精神障害」なので、F98が事実上、分類としては最後に位置していると⾔っていいんではないでしょうか。その最後に吃⾳がある。
滑り込みセーフ。
そんな感じでしょうか。
何が問題なのか︖
さて、タイトルで「問題点を語る」としていますが、既にかなり⻑くなってしまいました。
しかも、堅苦しい⽂章が続いたので、ちょっと疲れてしまいましたよね。
少なくとも、僕は疲れて来ました。
と⾔うわけで、上中下の3部構成として、次回以降で具体的な「問題点」について語っていきたいと思います



まあ、それに先⽴って「具体的な⾏動」をしないといけないんだけどね。
それでは、今⽇はこのあたりで。
横井秀明(⾔語聴覚⼠)



2017/7/22 ⾔友会歴20年の僕がJDDネット加盟の問題点を語るよ(中) : 吃⾳のある⾔語聴覚⼠ヨコイヒデアキのブログ http://kitsuon0529.blog.jp/archives/2970535.html

こんにちは。ヨコイです。
前回、こんな感じで宣⾔していたので
地元⾔友会での全⾔連のJDDネット加盟に関する例会に参
加。出席者が5〜6名ってあたりで関⼼度に察し。この現状を
ぶった斬って総会で加盟発議となると、可決されても否決され
てものちに禍根を残しそう。例会を担当した運営委員さんから
「ぜひ意⾒表明を」と⾔われたので、何か⽂書を出そうかな。
2017年Jul9⽇ 23:57 ヨコイ@吃⾳のある⾔語聴覚⼠
@yokoy0529

きのう「全⾔連のJDDネット加盟について慎重な審議を求める要望書」を提出しました。




どんな内容なの︖
出来るだけコンパクトにまとめたので、今回は前半部分について解説していきます。
平素より⾔友会のためにご尽⼒くださり、⼼より感謝申し上げます。 今回、今年度の総会で⽇本発達障害者ネットワーク(JDDネット)への加盟を発議することについて慎重な審議をお願いするための要望を以下の通り表明いたします。よろしくご査収ください。
まずは挨拶と趣旨の説明。
念のためですが 、この⽂書は「JDDネット加盟の発議に反対する」ではなくて「慎重な審議をお願いする」ための意⾒表明ですよ。誤解のないように。
続いて本題。
1.吃⾳をどう捉えるのか、⾒解を⽰して下さい。
発達障害と⾔った場合、⼀般的には⾃閉症スペクトラム障害、注意⽋陥多動性障害、学習障害と捉えられています。そのため、吃⾳に⾒られる⾮流暢な発話の背景には⾃閉症スペクトラム障害、注意⽋陥多動性障害、学習障害で⾒られるような内的・⼼理的問題が存在して
いると⾔う誤解を招き、吃⾳に関する啓発を推進するための妨げとなる可能性があります。
そのため、JDDネットに加盟することで、全⾔連が今後は「吃⾳は発達障害である」と⾔う⽴場を明確にし、それ以外の可能性を実質的に否定するならば、全⾔連として吃⾳をどのように定義するかについて⾒解を⽰した上で検討を進めて下さい。
この項⽬では、2つの懸念が反映されています。
啓発推進にとってマイナス。

⼀般的に、「発達障害」と⾔った場合、「⾃閉症スペクトラム障害、注意⽋陥多動性障害、
学習障害」が思い浮かぶのではないかと思います。

私『吃⾳が発達障害に含まれたみたいです…。チックやてんか
んもらしいですが…。詳しくは分かりませんが…。』
知⼈(特別⽀援学級に縁がある⽅)『えっ︖じゃ、吃⾳があっ
たらウイスクの検査するの︖』
私『…。ん〜、…分かりません。医者の診断受けたわけじゃな
いし…。』
説明できない。
2017年Jul19⽇ 23:06 kittuoh
@fly1fly2

この通り、専⾨知識のある(っぽい)⼈においても同様なようです。
ちなみに、ウィスク(WISC)とは、⼦どもの向け(〜16歳)の検査で、インテーク⾯
談やスクリーニング検査で知的障害や発達障害の「疑いあり」という印象が得られた場合に発
達の凸凹をチェックするために主に⾔語聴覚⼠や臨床⼼理⼠によって実施されます。
「吃⾳は発達障害」という認識が⼀般化するか、あるいは全⾔連がその⽴場から啓発活動を展開したら、どうしても受け取り⼿には「吃⾳が発達障害ってことは、⾃閉症スペクトラム障害や注意⽋陥多動性障害で⾒られるような特徴が、吃⾳のある⼈にも⾒られるのですか︖」と
いう疑問が⽣まれるでしょう(「⾃閉症スペクトラム障害」や「注意⽋陥多動性障害」という
専⾨⽤語は出てこないでしょうが)。
そうすると、連発・伸発・難発など吃⾳の⾔語症状(中核症状)や⼯夫(随伴運動、⾔い換えなど吃⾳を隠そうとする⾏為)・回避(話す場⾯そのものを避けようとする⾏為)が、「⾃閉症スペクトラム障害、注意⽋陥多動性障害、学習障害で⾒られるような内的・⼼理的問題」
に起因するものだという誤解を⽣む可能性があります。
単純化した話はあまりしたくないのですが、⾃閉症スペクトラム障害や注意⽋陥多動性障害で⾒られる内的・⼼理的問題とは、例えば以下のとおりです。
⾃閉症スペクトラム障害
対⼈関係・社会性やコミュニケーション能⼒に障害があり、物事に強いこだわりがあります。また感覚が異常に過敏(または鈍感)であったり、柔軟に思考することや変化に対処するのが難しいこともあります。
出典︓https://h-navi.jp/column/article/134 *太字・下線は筆者による
注意⽋陥多動性障害
「不注意・多動性・衝動性」といわれる、「落ち着きがない」「集中⼒がない」
などは誰にでもある⾏動のようにも⾒えますが、ADHDの場合には社会的な活動や学業、⽇常に⽀障をきたすほどの症状が⾒られます。
出典︓https://h-navi.jp/column/article/134 *太字・下線は筆者による。
「強いこだわり」があったり、「感覚が異常に過敏(鈍感)」だから吃るのでしょうか︖
「落ち着きがない」から、あるいは「集中⼒がない」から吃るのでしょうか︖


違います。
これらは、「緊張しているから吃る」、「早⼝だから吃る」と同レベルの誤解ですね。
「そうではない」ことは⾃明ですが、「そうではない」ことを簡潔に説明するのは、少なくとも専⾨職ではない⾔友会の会員にとって困難であることは間違いありません。
これでは、これまで地道に積み重ねてきた啓発の成果が毀損されるだけでなく、新たな活動の差し障りにもなりかねません。
2.⾃由な発⾔ができなくなる。
発達障害のある⼈の⽀援団体であるJDDネットに加盟すると⾔うことは、「吃⾳は発達障害である」という定義に対する全⾔連の⽀持表明に他なりません。
全⾔連の位置づけについては、全⾔連が会員に対して実施した「吃⾳と発達障害」のアンケートの結果に対する⾒解の中でこのように触れられています。
全⾔連は、連絡機関として各地⾔友会共通の課題に対応すること、 全国の会員以外の吃⾳のある⼈達への働き掛け、そして吃⾳のある⼈たちの⽣きやすい社会的な環境を作ることが役割であると考えます。
「連絡機関」の意味が判然としませんが、図の書き⽅を⾒るあたり、やはり全⾔連が各地⾔友会を代表しているという認識で間違いなさそうです。
そのため、全⾔連がJDDネットに加盟すれば、⾔友会は「吃⾳は発達障害」と考えており、それ以外の可能性(⾝体障害や障害ではないという捉え⽅)は団体として否定していると受け取られかねません。
全⾔連がJDDネットに加盟すれば、組織としての⾒解が確⽴される印象を与えます。
そうすると、会員が個々⼈が⾒解を表明する際の制限となる可能性があるのではないでしょうか。 

吃⾳って⾝体障害者にもなるし、発達障害でもあるらしいし、
かといって精神科や⽿⿐科にいったら追い返されるし、なんだ
この障害。
2017年Jul21⽇ 08:30 さっぱん @sappan_

吃⾳をどのように捉えるかは、個々⼈の⾃由だと思います。
少なくとも、誰かに強制されることがあってはならないでしょう。
全⾔連がJDDネットに加盟すれば、「⾔友会=吃⾳を発達障害と考える団体」という認識
が徐々に定着していくと思います。
そうなると、それに違和感を覚える⼈たちは、参加しなくなりますね。
僕は、これを懸念しています。

吃⾳関係の飲み会でよく、各々、⾃分の吃⾳論を展開する流れ
になるんですが、僕は結構好きです「俺はこう思う」「い
や、こうだ」と忌憚のない意⾒を交わすのは、お互いの刺激に
もなるし、論が深まるのでいいと思います
2017年Jul15⽇ 00:24 吃⾳グループ PGL名古屋
@allfree2142

「吃⾳とは何か」という探求は、吃⾳のある⼈のセルフヘルプの根幹に関わると思います。
これは、⾏政的にとか、医学的にどうかとは関係のない話であり、率直に⾔えば「答のない
問い」だと⾔えるでしょう。だからこそ、吃⾳と向き合う際に必要なのです。
やはり、しっかりとした意⾒集約が必要なんではないでしょうか。
その点については、次回の更新で解説していきますね。
それでは、今⽇はこのあたりで。
横井秀明(⾔語聴覚⼠)
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■ツイートを引⽤させていただいた⽅々へお礼申し上げます。






2017/7/25 ⾔友会歴20年の僕がJDDネット加盟の問題点を語るよ(下) : 吃⾳のある⾔語聴覚⼠ヨコイヒデアキのブログ http://kitsuon0529.blog.jp/archives/2989932.html
こんにちは。ヨコイです。
前回、全⾔連の理事会に「全⾔連のJDDネット加盟について慎重な審議を求める要望書」
を提出したことを書きました。


前回、指摘した問題点は2つ。
ざっくりまとめると、こんな感じでした。
・全⾔連が「吃⾳は発達障害」という⽴場を明確にすると、「⾃閉症スペクトラム障害、注意⽋陥・多動性障害」など「いわゆる発達障害」に⾒られる特徴が、吃⾳のある⼈にも⾒られるという誤解が⽣まれ、啓発推進にとってマイナスになるのではないか︖
・ 全⾔連が「吃⾳は発達障害」という⽴場を明確にすると、「吃⾳は障害ではない」、
「吃⾳は⾝体障害だ」など「吃⾳の捉え⽅」についての事実上の⾔論統制となり、⾃由な発⾔ができなくなってしまうのではないか︖
詳しくは、 元記事をご覧ください。
関連記事
「⾔友会歴20年の僕がJDDネット加盟の問題点を語るよ(中)」
これらの懸念に対して、⼝だけではなく具体的な対策を打てなければならないと思います。
さて、今回は要望書の後半部分について解説していきます。
プロセスに正当性はあるのか︖
2.会員の⽣の声を聞いて下さい。
吃⾳と発達障害に関するアンケートの回収率が2割を切っていることを考えると、まだまだ会員の間で関⼼が⾼まっているとは⾔えません。そのため、全⾔連の皆さんが情熱を持ってJDDネットへの加盟を検討していることを、各地の例会に直接出向いて説明していただ


き、その際に会員の⽣の声を直に聞いて下さい。全国を回るには時間と⼿間がかかります
が、そのために地域担当理事の皆様がいらっしゃるのではないでしょうか。⾔友会の⼀⼤転換となる決断に関わることです。まだまだ機運が⼗分ではない現状で拙速に決めるのではなく、意⾒集約を慎重に進め、ご審議いただけますようお願い申し上げます。
全⾔連では、JDDネット加盟を判断する前提として、「吃⾳と発達障害」というアンケートを昨年の6〜8⽉に実施しました。
流れとしては、全⾔連から各地⾔友会の代表者にアンケート⽤紙を送り、各地⾔友会の代表者から会員に郵送するという感じ。
全⾔連→各地⾔友会の代表者→各地⾔友会の会員
多くの⾔友会では⽉1回程度の機関誌を発⾏しているので、それに同封するという場合が多かったと思います。
あるいは、例会で配り、その場で回収するというスタイルのところもあったようです。
そしてその結果は…
回収率15%弱。
⾔友会の会員は全国で800⼈くらいと⾔われていますが、回答したのは116名だけでした。
まだ決断できる時期ではない。
アンケートの結果については全⾔連のホームページに詳しく書いてあるのでそちらをご覧く
ださい。
ざっくり⾔うと、以下のような感じ。
・回答者は⾼齢者が多い。
・回答者の約7割が吃⾳が発達障害者⽀援法の対象であることを知っている。
・回答者の約8割が吃⾳は何らかの障害であると考えている。
・回答者の約8割が障害者⼿帳を必要としないか「分からない」としている。
・「吃⾳は発達障害という位置づけを広める」ことについては「賛成」・「反対」・「分からない」の回答がちょうど3割ずつくらい。
・回答者の約6割が何らかの障害者団体に加盟することに賛成。
ちなみに、「吃⾳が発達障害者⽀援法の対象であるということを受け⼊れられるか」という
項⽬もありましたが、この質問は(内容が曖昧で)「意味が分からない」というのが僕の印象でした(質問紙の信頼性としてどうなんだろう…)。
あ、ちなみに僕はちゃんと回答してますよ。116⼈の中の1⼈です。
これらの結果も参考にはなりますが、あくまでも会員のうち(この問題に関⼼のある)2割弱の意⾒です。
まだ機運が⼗分ではないのではないか︖




⾔友会(全⾔連)がJDDに加盟するの︖って話だが、まぁあれだ、
いくら興味無い・どーでもいいって思っていても無料だったア
ンケートくらい協⼒せーよ︕と。あんなん1分もかからないく
らい簡単な内容だったし、ポストに出すくらい誰でも出来る
べ。「そんなの興味ねーんだよ」と書いて出せばいい。
2017年Jul20⽇ 07:36
かつんこ
@katunko

このアンケートは本当にすぐに書ける内容で、お⼿軽。
それにも関わらず、回答率が15%だったというのは、よっぽど関⼼がない証拠です。
まだ関⼼が⾼まっておらず、⼗分な意⾒集約が出来ていないならば、発議は⾒送ると⾔うのが常識的な判断でしょう。
このまま「これ以上待っても事態が変わらないから発議して決めてしまえ」と考えるなら、それはプロセスに致命的な瑕疵があると⾔わざるを得ません。
率直に⾔えば、意識調査に対する無回答率が8割を超える現時
点でJDDネット加盟の発議をして可決されても重⼤な瑕疵が
あるため無効と考えるのがまともな感覚だと思う。また、仮に
否決になれば提案した執⾏部は何らかの責任を取ることになる
だろうけど、それだけの覚悟が果たしてあるのかな。
twitter.com/5u10guuto/stat…
2017年Jul17⽇ 14:13 ヨコイ@吃⾳のある⾔語聴覚⼠
@yokoy0529

関⼼を⾼めるには、JDDネット加盟を積極推進する全⾔連が、各地⾔友会の例会に出向
き、説明するしかないのではないかと思います。

まこと@吃⾳ @5u10guuto Jul17⽇
JDD。資⾦はどこから出すのかとか、JDDに加⼊してる団体に⼊
ってどうだったかとかを聞くとか。そりゃJDDのことを結局よく
わかっていない⼈からしたら、今の状況を変えるべきだと思って
賛成するでしょ…。なんかね…。
正当なプロセスを経て決着させるならば、関⼼のない⼈8割以
上のアンケート無回答者に関⼼を持ってもらう努⼒が必要でし
ょうね。加盟に関する趣意書とアンケートに対する回答が全⾔
連から出されていますが、あの⻑⼤な⽂章を読む⼈は既に関⼼
のある⼈だけです。

2017年Jul17⽇ 14:05 ヨコイ@吃⾳のある⾔語聴覚⼠
@yokoy0529
いくら⽂書を出しても、「現時点で関⼼のある⼈」しか読みません。
全⾔連の理事には、「地域選出」の⽅々がいます。
ブロックとしては、「北海道・東北」、「関東」、「東海・北陸」、「関⻄」、「中四国」、「九州・沖縄」から各1名ずつ、計6名。
それくらいの重要案件であるという認識が必要であると思います。
それでは、今⽇はこのあたりで。


■ツイートを引⽤させていただいた⽅々へお礼申し上げます。