2017年9月25日月曜日

日本言語聴覚士協会には倫理綱領はあるの?横井秀明言語聴覚士の公開要望書のことはどう対応するのだろう?

一般社団法人日本言語聴覚士協会のホームページを見ています。
https://www.jaslht.or.jp/

この団体は一般社団法人日本発達障害ネットワーク(JDDネット https://jddnet.jp/about-jddnet/%E4%BC%9A%E5%93%A1%E5%9B%A3%E4%BD%93%E4%B8%80%E8%A6%A7/)にも2017年現在、正会員として加盟しており、発達障害、発達障害児者にも理解ある団体だと思われます。また言語聴覚士の中には「吃音を持った言語聴覚士」が存在するように。「発達障害を持った言語聴覚士」も存在します。

※JDDネットには日本言語聴覚士協会以外にもこれらの団体が参加しています。2017年現在
正会員
NPO法人 アスペ・エルデの会
NPO法人 えじそんくらぶ
NPO法人 全国LD親の会
一般社団法人 日本自閉症協会
一般社団法人 日本LD学会
一般社団法人 日本臨床心理士会
日本自閉症スペクトラム学会
一般社団法人 日本作業療法士協会
日本感覚統合学会
一般社団法人 臨床発達心理士認定運営機構 日本臨床発達心理士会
一般社団法人 日本言語聴覚士協会
NPO法人 日本トゥレット協会
一般財団法人 特別支援教育士資格認定協会
NPO法人 つみきの会
公益社団法人 日本精神保健福祉士協会
一般社団法人 学校心理士認定運営機構 日本学校心理士会
TEACCHプログラム研究会
特定非営利活動法人 星槎教育研究所
一般社団法人 こども家族早期発達支援学会 
サポート団体会員
社会福祉法人 NHK厚生文化事業団
公益財団法人明治安田こころの健康財団
特定非営利活動法人わくわくネットいわき
家庭教師のコーチング1
ハッピーテラス株式会社
【エリア会員】
NPO法人 おひさまクラブ
所沢・発達障害児者を支援する会「よつばくらぶ」
狭山フレンズ
NPO法人 リソースセンターone
NPO発達障害の会 神奈川オアシス
NPO法人 あではで神奈川
NPO法人 ハーモニー
NPO法人 フトゥーロ LD発達相談センターかながわ
NPO法人 四日市・子ども発達支援センター
滋賀LD教育研究会
ONLY ONEの会
NPO法人 エルマーの会
社会福祉法人 来島会
NPO法人 自閉症くらし応援舎TOUCH
北海道高機能広汎性発達障害児者親の会「ドンマイの会」
奈良県高機能自閉症児・者の会「アスカ」
認定NPO法人ノンラベル
NPO法人 I am OKの会
ダンボクラブ(愛媛県高機能自閉症・アスペルガー症候群親の会)
北海道発達障害者支援センター あおいそら
NPO法人 アスペの会石川
NPO法人 シンフォニーネット
認定NPO法人みやぎ発達障害サポートネット
発達支援ひろがりネット
アルクラブ
IJの会(板橋区発達障害児者親の会)
NPO法人 ピュアコスモ
シエルの会
発達障害児・者及び家族支援の会シーズ
一般社団法人 発達・精神サポートネットワーク Necco
NPO法人 あっと オーティズム
一般社団法人 ぶれいん・ゆに~くす
アスペルガー基地 みらい
NPO法人 発達障害支援ネット「YELL」
特定非営利活動法人 繭
特定非営利活動法人 ことばを育てる親の会北海道協議会
自閉症スペクトラム児・者を支援する親の会 オアシス
特定非営利活動法人 エッジ 
エリアネットワーク 
JDDnet滋賀
JDDnet大阪
日本発達障害ネットワーク福井
JDDnetいわて
JDDnetながの
JDDnetかごしま
JDDnet北海道
JDDnet愛媛
JDDnet埼玉 

さて、横井秀明言語聴覚士が全国言友会連絡協議会宛に送付した公開要望書において発達障害児者は「内的・心理的問題」を持った人と発言しています。

これらについて、一般社団法人日本自閉症協会の掲示板にて、横井秀明言語聴覚士の発言は差別ではないか?日本言語聴覚士協会は横井秀明言語聴覚士の発言を認識しているのかどうか心配する声が投稿されていました。

https://yokoihideaki.blogspot.jp/2017/09/blog-post_25.html


―――日本言語聴覚士協会の倫理綱領を読んでみよう
https://www.jaslht.or.jp/teikan.html

序文
言語聴覚士は、自らの責任を自覚し、人類愛の精神のもと、全ての人々に奉仕する。
倫理規定
1. 言語聴覚士に関する倫理
① 言語聴覚士は、関係する分野の知識と技術の習得に常に努めるとともに、その進歩・発展に尽くす。
② 言語聴覚士は、この職業の専門性と責任を自覚し、教養を深め、人格を高めるよう心掛ける。
③ 言語聴覚士は、職務を実践するにあたって、営利を目的とせず、何よりも訓練・指導・援助等を受ける。人々の有益性を第一に優先する。
2. 訓練・指導・援助を受ける人々に関する倫理
④ 言語聴覚士は、訓練・指導・援助を受ける人々の人格を尊重し、真摯な態度で接するとともに、訓練・指導・援助等の内容について、適切に説明し、信頼が得られるよう努める。  
3. 同職種間・関連職種間の関係性に関する倫理
⑤ 言語聴覚士は、互いに尊敬の念を抱き、関連職種関係者と協力し、自らの責務を果たすとともに、 後進の育成に尽くす。
4. 言語聴覚士と社会との関係に関する倫理
⑥ 言語聴覚士は、言語聴覚士法に定める職務の実践を通して、社会の発展に尽くすとともに、法規範の遵守及び法秩序の構築に努める。
平成24年3月4日制定

―――倫理綱領を読むと
日本言語聴覚士協会の倫理綱領を読むと、人権や差別、障害種別差別について具体的なことは書かれていません。あくまで言語聴覚士として職務を遂行するための倫理綱領という形式になっています。

人格を高めるとか。
クライエントの人格を尊重するとか。
言語聴覚士法に定める職務の実践を通して、社会の発展に尽くすとともに、法規範の遵守及び法秩序の構築に努める。

という内容になっています。

おそらく、社会福祉士や精神保健福祉士のように、今そこにいるクライエントの希望に沿うことが大切だということでしょう。ただ、そこに言語聴覚士一個人の主義主張が入るようなことはNGだと思います。

法規範と法秩序。この部分は重要でしょう。
言語聴覚士法、発達障害者支援法、障害者基本法、障害者差別解消法、精神保健福祉法、障害者の権利に関する条約などなど、あらゆる日本国内法、国際条約などを言語聴覚士は守ることになっています。もちろん人権を守ること、権利擁護についても含まれているでしょう。

となると発達障害児者、発達障害は「内的心理的問題を抱えた人」であって「吃音がそう思われたら困る」というような主義主張、論調はしてはいけないと思いますが…。

―――日本言語聴覚士協会が横井秀明言語聴覚士についてどう思うのか見解をだしてくれれば

今後、日本発達障害ネットワークにも加盟する、日本言語聴覚士協会が横井秀明言語聴覚士の公開要望書についてどのように受け止め、考えているのか?
見解を示し、処分などの結果がでて、ホームページ上で公開されることを心より願っています。

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